痛飲帰り(前篇) つるぜん
通院帰りに『つるぜん』を覗くも、まだシャッターが開いていない。開店時刻までは20分ある。「どこかで1杯やってようか」と思っていたら、ガラガラとシャッターの開く音。「どうぞ」とママが言ってくれたので、口開け客として入店。
お通しは、マテ貝の酒蒸し?バターが効いていて美味しい。「長崎産がなかったので熊本産」とのこと。まだ開店まで5分あるけど「どうぞ」と再び言ってくれたので、注文開始。
日本酒は勢起(せき)純米大吟醸(大澤酒造/長野)。生酛造り。しっかりした味わい。
長須鯨3点セット(赤身、さえずり、ベーコン)。絶妙な解凍具合。解凍のアルデンテ。美味い。馬刺しのように重ねて口に入れても美味しい。
刺盛1人前。殻付北寄貝、本鮪、だるまイカ、ほうぼう。
廣戸川 純米吟醸 山田錦(松崎酒造/福島)は、刺身に合うお酒。
菜の花牛肉炒め。辛子和えもあったけど、洋食気分だったので。
ボトルキープしていた米焼酎がなくなったので、お店のユミちゃんに相談。芳華 礼世奈(れせな)は、それまで飲んでいた大石と同じ、大石酒造場(鹿児島)の球磨焼酎。制汗剤みたいなキラキラネームだと思ったら、蔵元の愛娘由来の名らしい。当たらずとも遠からず。
エイヒレ焼き。つまみに困ったらコレ。柔らかくて美味しいのよ。
マスターがほじくってるながらみを眺めていたら、少しくれた。俺もほじくっていただこう。
終盤に向けて、ミックスナッツやチョコが欲しくなるけど、バーじゃないからないよね。代わりと言っちゃなんだけど、むかごをむしゃむしゃ。
「いただき物ですが」とくれたのは、甘さと歯応えのバランスが良い柿。
他に良い焼酎はないかユミちゃんに相談していたら、恋虎(宗政酒造/佐賀)を1杯ご馳走してくれた。「個性的な風味で好き嫌いが分かれるお酒」とのことだが、確かに樽香のするウイスキーっぽい芋焼酎だ。次はこのボトルを入れてみようか。
早めに精算したものの、常連さんやユミちゃんと話が盛り上がっちゃって、10時過ぎまで長居。
ユミちゃんが紹介してくれた、駅前のバーへ寄ってみようか。
(つづく)
(2022.12.16)