寒風吹きすさぶ川口にて(前篇) | 左利きライフ

寒風吹きすさぶ川口にて(前篇)

水曜日。川口にある実家の用事を済ませて外へ出たのは、冷たく強い風の吹く夜。

ふじの市通り」に面したビルの2階にある『もつ石』。以前から気になっていたので、突撃。

 

2人組の座るコの字カウンターの反対側へ着席。窓ぎわのテーブル席には団体がひと組。カウンターの片側を独り占めだ。天井照明のすべてがオフィスのような蛍光灯。電球ならもっと美味しそうに見えるのに。と、父が言っていたことを思い出す。だけどこれは、慣れの問題。

ホッピー白セット黒ホッピーの外。シャリキンで「三冷ホッピー」が作れる。明るくて物がはっきり見える蛍光管照明のせいで、ジョッキの洗いが充分でないことが判っちゃう。電球なら判らないレベルだろうけど。

 

シャリキンで「三冷ホッピー」を作成。マドラーはなくてもOKよ。

 

お店はマスターとバイトらしきオネエサンの2人体制。慣れないバイトさんでも対応できるように、席番号だけでなく、冷蔵庫には商品名も記されている。

ポテトサラダは胡椒が効いていて美味しい。ボリュームも結構ある。

 

ホルモンスタミナを注文。ホルモンはシロ、スタミナはカシラを使っており、ニンニク味噌が効いている。

ただ、2本縛りが、あれこれ楽しみたいひとり客にはツラい。冷めないうちに食べるのもタイヘン。

 

火傷に注意、アッツアツの肉豆腐。ふわふわのもつ入り。


あとから来たのもグループ客。せっかくコの字カウンターがあるのに。ひとり客が来ないなんて。グループ客が注文したポテトサラダは品切れになっていた。俺がいただいているのが最後だったのね。

換気のために開いている入口の扉から入るすきま風が冷たい。かんすけが湯気を立てているので、松竹梅 豪快 辛口(宝酒造/京都)をお燗で。

 

豪快ってこんなに辛かったっけ?驚くほど辛く感じる。あるいは料理との組み合わせでそう感じるのかも。

お店のオネエサンに温度を尋ねると「熱燗ってとこまでやってます」と酒燗温度計を見せてくれる。50度ぐらいが目標らしい。「かき混ぜたほうが温度を均一にできる」とアドバイス。

冷蔵庫にホッピービバレッジのザクロサワーが並ぶ店なんて珍しい。もらおう。オネエサン、マドラーを付けてくれようとするけど、ホッピー同様、注げば混ざるので大丈夫よ。

 

がつあぶらを味付けおまかせで注文すると、タレで登場。コリふわ。歯応え!弾力!これウマー。

 

 

ひとりより誰かと来たいわ。串がシェアできるもん。

 



(つづく)


【寄り道】
もつ焼き 煮込鍋 もつ石



(2022.12.14)


 

 

 

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