日曜は早めにライブが終わった。
「東京国際フォーラム」から少しだけ日比谷方面へ歩いて、ビルの地下にある居酒屋へ。
ハッピーアワー(1杯299円)終了5分前に滑り込めたので、生ビールを注文。
お通しは、なめ味噌。味噌を使った料理が売りのようだ。
肉味噌ポテサラは、半熟卵が乗っている。ポテサラそのものよりもトッピングで食べさせる料理。
おまかせ刺身五種盛りを2人分。炙りのどぐろの他、鰤、金目鯛、尾長鯛、鮪など、上等な魚たちが揃う。
生ビールの後半に苦味を強く感じたので、どぶびーるに変更。庭の鶯 鶯印のどぶろく(山口酒造場/福岡)を生ビールで割ったという、想像通りの商品。飲みやすいけど、もっとどぶろくを入れて欲しい!
カップルはカウンター席が好き。ん?あの湯気は?
日本酒の燗付けをする「かんすけ」があるようだ。
カキと松茸のグラタン。何か、思ったのと違う。味噌を使っているせいか。あるいは製法の違いか。
ピリ辛の牛ホルモン辛味噌炒め。ホルモンの量が少ない。増量すると千円超えちゃうからだろう。
さて、日本酒。なかなかの品揃え。お店のサブタイトル通り「日本酒は純米酒に特化している」ようだ。個人的には「アル添も好き」なのだが。
白瀑(しらたき)大漁ラベル 純米酒 海の男の祝い酒(山本酒造店/秋田)を一合。秋田産の飯米である「めんこいな」を使用。
和らぎ水はピッチャーで。わかってらっしゃる、ありがたい。
ぶつ切りなめろうは、ボリュームがおとなしめだけど、美味し。
肉味噌冷やしピーマン。お店の特長を活かした一品。
大山鶏の西京焼き。これまた西京味噌を使った味噌料理。
限定日本酒から、亜麻猫(あまねこ)白麹仕込 純米酒(新政酒造/秋田)をグラスで。やっぱり飲みやすい。
おばんざいから、海老しんじょうのレンコンはさみ揚げ。甘みと上品な旨味。
炊きあがりまで40分掛かるという、旬の土鍋ごはん。定番の鮭とイクラを避けて、合鴨と九条ネギ黒胡椒風味を選択。酒のアテにもなるし。って締めじゃないんかーい!
道産の酒米「吟風」を使った冬花火 純米大吟醸(小林酒造/北海道)をグラスで。相方にはキツいようだ。俺はそうでもないんだけど。
旭興(きょくこう)醴酛 7年 熟成酒 純米吟醸(渡邉酒造/栃木)と、豊香(ほうか)燗 純米酒 絹ごし(豊島屋/長野)をお燗で一合ずつ。
旭興の熟成香が強いのは、常温で7年熟成しているから。醴酛(あまざけもと)とは「生酛造りの一種で、明治時代に考案されたが一般には浸透しなかった製法」らしい。豊香はメニューになかったけど、「いいですよ」と開封してくれた。飲みやすくて香りが好み。相方も「こっちは飲める」。
仕上げに、麦焼酎の麦冠情け嶋(八丈興発/東京)をお湯割りで。
3時間ちょっとの滞在。
日曜の晩に営業しているだけでもありがたいのに、料理や酒もなかなかの良店だった。
【寄り道】
味噌と鮮魚と純米酒 穂
(2022.11.27)