雨のハマドライブ | 左利きライフ

雨のハマドライブ

5月下旬の木曜日。予報通り、本降りの中、車で横浜南部市場へ。

注)中央卸売市場としては数年前、本場に統合されたそうで、一昨年から、食品・食料品などの小売店と飲食店が集合した「ブランチ横浜南部市場」としてリスタートしている。

 

野菜と肉と魚介類、中国調味料など、当面必要な物を購入。なかなかの品揃えと安さ。

出発が遅れたせいで、狙っていた食堂は到着後まもなく(午後2時)閉まっちゃった。テナントのお洒落レストランには惹かれないし……。

 

市場ブランチを逃したので、横浜中華街へ移動。

『聘珍樓』などの有名店は週末しか営業していない。雨後の筍のように乱立している食べ放題のお店も大半が閉まっている。そこで向かったのは、台南小路。数店舗のみが営業する小さなエリアだ。

2店舗しかない台湾料理店から今回選んだのは『福楼』。斜向いの『你好』(系列店?)と迷ったので、相方に選んでもらった。午後4時半。ブランチどころか、そろそろ夕飯時。

台湾啤酒(ビール)か紹興酒でスタート!と普段ならなるところだけど、マンボウ&クルマなので、我慢我慢。

 

代わりに中国茶を注文。ジャスミン茶(茉莉花茶)とウーロン茶(烏龍茶)しかないのは専門店じゃないから仕方なし。キットカットの真っ赤なマグカップが花柄のテーブルクロスにマッチ。

宮沢りえのCMを脳内再生しながら、熱いジャスミン茶をすする。もちろん、チョコの味や香りがすることもない。ちなみに烏龍茶のティーバッグは『天仁茗茶』のモノだった。

空腹を抱えていたので、いくつかまとめて注文。ピータンどうふ(皮蛋豆腐)や自家製中華腸詰(香腸)、アサリ炒め(炒海瓜子)も気になるけど、どれも酒の肴。残念ながら今日は相手がいない。

 

ワンランク上のXO醤大根もち(XO醬炒蘿蔔糕)。しっかりした歯応え。美味しい。XO醤の旨味と、にんにくの風味が良いアクセント。


手作り水餃子(手工餃子)。自家製のもちもち麺。タレが最初から掛かっている方式。どんどん食べ進められる。台湾の屋台で買った水餃子を思い出した。


滷肉飯(ルーローハン)もあるけど、今日は嘉義名物のさっぱりした雞肉飯(チーローハン)が食べたい。玉子と漬物を混ぜ混ぜしながらいただく。


台南風カキお好み焼き(台南風蚵仔煎)。日本の大振りな牡蠣を使っているからか、風味豊かで食べ応えがある。牡蠣を使ったメニューがいくつも店内に貼られていることからも、牡蠣料理への自信が伺える。


タピオカ豆乳が期間限定で半額だと言うので、注文。

ゴクゴク飲めるけど、タピオカが残りがち。


小麦粉とご飯を中心にいただいたので、あっという間にお腹が満たされた。お酒があればもっと……。

締めは、ごま団子(酥炸芝麻球)。熱々で美味しい。


「自家製」だというパイナップルケーキも購入。皮は厚めだけど餡は甘さ控えめで美味しかった。

レジ裏にいたフクロウを相方が発見。おとなしいから気づかなかった。夜行性だから「この時間(午後6時前)に起きるのは珍しい」らしい。5歳の男の子とのこと。手を消毒の後、触らせてもらった。「毛繕いを一生懸命している」からか、ふわふわの羽毛。空、翔びたいだろうな。


もらったショップカードには「中華街の小籠包大王(名人)」とある。水餃子が美味かったから、大いに期待できる。次回までの楽しみにしておこう。

中国超級市場(スーパーマーケット)』で、埔里名産の台湾紹興酒を2種購入して帰宅。

中国(大陸)紹興酒との違いは、おおよそ下記の通り。

見た目の違い…壜の肩が角張っている(中国は丸い)。

造り方の違い…台湾は年数の異なるお酒をブレンドせず(原酒のみ)、着色料「カラメル色素」を使用していない。

 

5年物と8年物(箱入り)。麻婆茄子を食いながら、ロックと炭酸割りでゴクゴク。

相方は5年物のほうが好みらしい。次はお燗で飲んでみようっと。



【寄り道】
中華台湾料理 福樓



(2021.05.27)
 

 



フォローしてね