ブログタイトル、時々の初心について。

世阿弥ですね。
風姿花伝。
花鏡ですかね。

いわゆる初心忘るべからずってやつですね。

この言葉、よく知られてますが、世間一般によく使われている意味と世阿弥の言う意味とは少し違うんですよね。

大学の頃、風姿花伝についての授業があり、レポートを提出した覚えがあります。

初心には3つあるんですね。

若い頃の初心。
老年期の初心。
そして時々の初心。

よく、物事を始めたばかりのフレッシュな志を忘れるなって感じで使われてますが。。

ちょっと違って、世阿弥のいう最初の初心は若い頃の失敗の事なんですよね、確か。

若い頃の失敗を忘れず、年老いて奢らず、人生その時々の初心があると。

一生初心って事ですかね。


現場でナーバスになっていらっしゃる大俳優の方や、ベテランのミュージシャンの方がファーストの後に今録音したばかりの音源を会場の隅で聴いていらっしゃったり。

本当に身が引き締まる気持ちで、お見かけします。

そして、そのたびこの仕事を選んで良かったな、と思うのです。

だって、普通の仕事じゃなかなか無い事だと思うし。


時々の初心、好きな言葉なんです。