ポーランドの映像作家、クシシュトフ・キェシロフスキ監督の旧約聖書の十戒をモチーフにした10本の短編映像作品を、10本連作の演劇として上演いたします。
私が出演するのは、プログラムC
デカローグ5
「ある殺人に関する物語」
[演出:小川絵梨子]
タクシー運転手を殺害した青年と、若い弁護士。死刑判決を受けた青年を救えなかった弁護士の悲嘆。
20 歳の青年ヤツェク(福崎那由他)は、街中でたまたま、傲慢で好色な中年の運転手ワルデマル(寺十 吾)のタ クシーに乗り込み、人気のない野原で運転手の首を絞め、命乞いする彼を撲殺する。殺人により法廷で有罪判決を受けたヤツェクの弁護を担当したのは、新米弁護士のピョトル(渋谷謙人)だった......。
出演
福崎那由他 渋谷謙人 寺十 吾
斉藤直樹 内田健介 名越志保 田中 亨 坂本慶介
亀田佳明
デカローグ6
「ある愛に関する物語」
[演出:上村聡史]
向かいのアパートに住む魅力的な女性の部屋を望遠鏡で覗く青年の何も求めない愛とは?
友人の母親と暮らす 19 歳の孤児トメク(田中 亨)は、地元の郵便局に勤めている。彼は向かいに住む 30 代の 魅力的な女性マグダ(仙名彩世)の生活を日々望遠鏡で覗き見ていた。マグダと鉢合わせしたトメクは、彼女に 愛を告白するが、自分に何を求めているのかとマグダに問われてもトメクは答えられない。その後デートをした二 人、マグダはトメクを部屋に招き入れるが......。
出演
仙名彩世 田中 亨
寺十 吾 名越志保 斉藤直樹 内田健介
亀田佳明
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1時間程の作品を20分の休憩を挟んで2本上演します。
連作と言っても、1話完結なのでこのプログラムCから観劇してもじゅうぶんお楽しみ頂けます。
先日私もA Bと拝見しましたが、登場人物達のその後の人生について、また自分ならどういう選択をしただろうか…等と、帰宅してからも翌日になっても、しばらく考え続けてしまうような豊かな観劇体験でした。
オススメします。
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スタッフ
- 【原作】クシシュトフ・キェシロフスキ/クシシュトフ・ピェシェヴィチ
- 【翻訳】久山宏一
- 【上演台本】須貝 英
- 【演出】小川絵梨子/上村聡史
- 【美術】針生 康
- 【映像】栗山聡之
- 【照明】松本大介
- 【音楽】阿部海太郎
- 【音響】加藤 温
- 【衣裳】前田文子
- 【ヘアメイク】鎌田直樹
- 【演出助手】長町多寿子/西 祐子
- 【舞台監督】濵野貴彦 清水浩志
- 【総合舞台監督】齋藤英明
こちら劇場ロビーに飾ってある
クシシュトフ・キェシロフスキさんの肖像写真