今日はバレンタイン。
わたしが青少年だった約半世紀前は
ずいぶん盛り上がってた、っていうか、
男子はみなソワソワと浮足立ってましたが
いまは落ち着いて楽しんでいる感じですね
本命にチョコをあげるのは
20人に1人くらいしかいなくて
半数近くは家族チョコだそうです。
わたしの頃は義理も家族もなくて
本命チョコオンリーでしたけど
家族チョコもほのぼのしてて
いいですね
そういうわけで、今週は
「チョコは身体にいい」
っていう記事が目立ちました。
カカオポリフェノールの
抗酸化作用が云々といった話は
CMでもバンバン流れているので
とくに目新しくはないんですが
せっかく記事も配信されてきたので
ホンマでっか?
的な興味で少し中身をのぞいてみました
そしたらなんと
効果があったとされる高血圧でも
オッズ比はたったの1.3
オッズ比1.3くらいで
「効果あり!」
っていうのは、例えば、
チョコを食べてなかった人は
100人中4人が病気になったが
チョコを食べてた人は
100人中3人しか病気にならなかった
どんなもんだい!
って威張ってるのと同じ。
これってどうなの?
統計的には有意だから
ウソじゃないにしても…
この程度の効果なら
高血圧予防のために
わざわざチョコを食べる必要はない
と思います
脳機能の改善の記事に関しても
同じようなもの
チョコを食べたら
背外側前頭前野=知的活動の中枢
の活動が活発になった
というだけの話
チョコって
ドーパミンの放出を
55%アップさせるそうです。
この本に書いてました。
ドーパミンって
いわゆる「やる気のホルモン」
脳機能の改善!
とかいわれると
最近もの忘れが多いんだけど
それが治るの?
なんて期待させますが
そういうことではないようです
チョコを食べたら
とっても美味しかったので
ドーパミンがドバッと出て
やる気も満々、
背外側前頭前野が活発に活動した
っていうだけのことなんだろう
と思います
ダークチョコとはいえ
美味しく感じる程度には
砂糖が入ってますしね。
ただの金平糖を舐めても
背外側前頭前野は
興奮するんじゃないでしょうか?
チョコの効果をほんとに検証したいなら
砂糖入りのダークチョコじゃなくて
100%ブラックチョコでやってみては?
あるいは、有効成分といわれている
カカオポリフェノールや
カカオフラバノールだけ取り出して
サプリメントとして実験してみたらよろしい
100%チョコなんて
苦くて絶対食えないし、
サプリの領域にはいっちゃうと
もっと効果の顕著な成分が
他にいっぱいあるから
チョコは簡単には勝てないと思います
結局、この話は
健康ブームに乗っかりたい
お菓子メーカーの販促活動
ってだけな気がします。
まあ、ウソじゃないから
いいんですけど
ホントとも言いがたいですよね
機能性表示食品ってこの手のもの、
つまりあってもなくてもどっちでもいい
って感じのものが多いように思います
生徒さんからGODIVAの8個入りのを
いただきましたが
ほっぺたが落ちるくらい美味しくて
実に幸せな気分になりました
チョコは美味しいから食べる
それでいいんじゃないでしょうか。
チョコで健康云々は
この程度の効果しかないなら
いらない情報です
メーカーさんにはぜひ
健康なチョコじゃなくて
美味しいチョコで
勝負して欲しいものです
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