慌てて和歌山の知人に電話をしました。
『夕夜くん、久しぶりやねぇ~。』
元気な声に一安心。
久しぶりやねぇ~になってしまいましたが、和歌山には旅公演で何度も行きました。
和歌山市駅の551まだあるのかな。
若い頃、食事の時間が取れなくて、走って買いに行き、走りながら詰め込んだ思い出の味。
和歌山市駅から電車に乗って、みさき公園方面に向かう左側の車窓。
住宅街に堂々と立つ大きな木が気になって、下りて見に行った事があります。
神社の近くに立っていたあの木、まだ元気かな。
休演日に皆んなで行った、みさき公園。
一人でブラブラ行った、妹背の淵。
『夕夜くん、最近舞台立ってる?』
『声優のお仕事で立たせてもらっています。』
舞台俳優としての私。
声優としての私。
俳優座公演で和歌山に行った時、韓国ドラマの声優として私を知って下さった方が観にいらっしゃいました。
金沢でも、声優の私から知って劇場を訪ねて下さった方がいらっしゃったり。
名古屋や徳島では、地元の演劇鑑賞会に入会して下さった方も。
舞台公演って、とっても贅沢だと思うんです。
客席に誰もいなければ完成しないのですから。
その日、その時、その場所で。
出会わないと完成しない。
先日、『海の凹凸』のチケットもぎりに立った時も、声優の私から知って下さった方が観にいらして下さいました。
お話しをして、その後お手紙を頂いて、
『夕夜さんがきっかけで良い舞台を観られました。ありがとうございました。』
とっても嬉しかったです。
出会い、話し、近づく。
テレビのニュースを見た時、情報以上に心が動く。
身近に感じる。
人の一生。
物理的な時間は大して変わらないはず。
でも、どれだけ感じられるか。
どれだけ心が動くか。
それによって時間は大きく変わるはずです。
やっぱり舞台って好きです。
やっぱり出会いって好きです。
そういえば、和歌山の皆さん!
和歌山にプリキュアショーで凄く有名な場所があるってご存知ですか?
プリキュア声優では有名な話なのに、地元の方って意外とご存知ないのですね。
ちょっと驚きでした。
551を走りながら詰め込んでいた頃の写真を1枚。
若っ!