63歳の新人、宮沢きよこさんと御一緒しました。


宮沢さんの事をブログに書いたのは3年前。


彼女が60歳で第2の人生を踏み出し、アテレコデビューをした時でした。


デビューから3年も経てばもう新人とは呼べませんが、相変わらず役に真っ直ぐと向かう姿勢に、初心忘るべからずを改めて感じさせて頂きました。



‘新人’という立場は時に武器となり鎧となります。


深淵を知らぬジャンプ力は武器であり、タブーを踏んだ時の鎧。


でも、万能ではありません。


真夜中のコンビニの店員さんの胸に新人バッチを見つけたら頑張れと思えるけれど、バンジージャンプの命綱を付ける人の胸で輝いていたらたまりません。


全てが許されるわけではない新人。


そこから3年。


‘石の上にも~’と思う事もあったでしょうが、3年後にまたお会い出来て本当に嬉しかったです。


自分が60歳になり還暦を迎えた時、新しい石の上に登る意志を持つ事が出来るか?


63歳の初心忘れぬ後ろ姿は私に勇気を下さいます。



‘新人’に出来る事は、思い切り跳ぶ事でしょう。


新人から10年以上経った私に出来る事は、やはり思い切り跳ぶ事。


頑張れ私。


頑張れ新人。


石の上に登る意志を持った勇者よ。


3年は長いけれど、登った石は1日前より温かい。



ではまた。