突然ですが、明日から旅公演が始まります。

足掛け7年続け、150ステージ以上公演した、「三屋清左衛門残日録~夕映えの人~」

その最後の旅です。

もう何日も前から稽古は始まっていて、何度か記事をアップしようとしたんですが上手く文章に出来ませんでした。

書き始めると、「あの事も書きたい、この事も書きたい。」と、7年分の想いが浮かんで来てしまって。

最後の18をなるべく多くの方に観て頂きたいと思いながら、こんなにも直前のお知らせになってしまいました。


私の役は、三屋清左衛門の息子、三屋又四郎。

もう二度と又四郎を演じる機会が無いと思うと込み上げるものがありますね。

この作品の面白さは色々とありますが、又四郎にとっては父と息子の物語。

私の父も初演を観に来てくれました。

そして、再演の時には父を亡くしていました。

再々演の旅公演中に私自身が父となれ、そしていよいよラストです。


出来るならまた父に観て欲しい。

初演の時には話せなかった想いをお酒でも飲みながら語りたい。

でも、それは叶わぬ願い。

とは言うものの、不思議なもので亡くなってからの方が父を身近に感じる事があります。

だからきっと父も観に来てくれるだろうし、共に大千秋楽を迎えられるだろうと今は思えます。


父だけでなく、なるべく多くの方に最後の18を観て頂きたいです。

ですが、俳優座の旅公演は一般発売しておらず、観劇会の会員さん限定の公演なので、お気軽に劇場にどうぞと言えないのがもどかしい。

でも、この作品を観て頂ける最後の機会なので、もしご興味がございましたら是非おいで下さい。

旅公演を観て頂く方法と観劇会についての詳しい事は、過去のブログ、2009年5月4日の、「旅公演を観て頂く方法」をご覧下さい。

http://uchida-yuuya.m.dreamlog.jp/c.cgi?id=550662



最後に、今回の旅で巡る観劇会の名前と電話番号、公演劇場名を書いておきます。

観に来て頂ければ凄く嬉しいですし、劇場近くの方は身近に演劇がある事を知って頂けるだけでも嬉しいです。

そして、行かれないけれど観たいと思って下さる方は、どうぞ想いを飛ばせて父の隣りで観て下さいね。

私を白髪にして眼鏡をかけさせた感じの人が父ですのでどうぞ宜しく。




三多摩演劇をみる会 042-523-5031 昭島市民会館。

板橋演劇鑑賞会 03-3962-7105 板橋区立文化会館。

埼玉市民劇場 048-824-6661 埼玉会館。

演劇をみる会「あさかわ」 042-586-6756 八王子市芸術文化会館。

ねりま演劇を観る会 03-3948-2015 練馬文化センター。

大宮演劇鑑賞会 048-649-0539 さいたま市民会館おおみや。

松戸演劇鑑賞会 047-369-5359 松戸市民会館。

城北演劇を観る会 03-5390-3155 北とぴあ。

ふなばし演劇鑑賞会 047-422-6434 船橋市民文化ホール。

町田演劇鑑賞会 042-726-9325 町田市民ホール。



ではまた。