その日は新宿のTOHOはいっぱいで、日本橋のTOHOへ行きました。(前日予約だったのに)
その時代(いつだ?笑)あの若さで某有名野球選手がフェラーリを現金購入したと話題になりましたが、ちょっっとした家が一軒買えるほどのお値段のフェラーリ。
やはり、選ばれし者しか乗れませんね。
「フェラーリ」
監督 マイケル•マン
2023年 130分 PG12
アメリカ、イギリス、イタリア、サウジアラビア合作
イタリアの自動車メーカー•フェラーリ社の創業者エンツォ•フェラーリを描いたドラマ。
ブロック•イェーツの著書「エンツォ•フェラーリ 跳ね馬の肖像」を原作に、私生活と会社経営で窮地に陥った59歳のエンツォが起死回生をかけて挑んだレースの真相を描く。
この時のレースが、イタリア全土1000マイルを縦断する過酷なロードレース「ミッレミリア」です。このレースで見物していた一般人の死傷者を沢山出してしまったので、これを最後にこのレースは無くなったそうです。
私も、普通の道を猛スピードで走る映像に驚きました。
でも、イタリアの景色をスピードに乗って見れたのは良かったですけど。(私はヨーロッパに憧れてますから)
(エンツォ•フェラーリ)
エンツォ•フェラーリは1898年(明治31年)イタリア、モデナに板金工の次男に生まれ、9歳の時に観た地元レースで、モータースポーツに魅せられたようです。
そんなエンツォが、どうやってフェラーリ社を創業することが出来たのか?
私は、この映画を観たとき疑問に思いました。
映画に出てきたエキセントリックな妻ラウラがフェラーリ社の共同経営者と紹介されていましたが、調べてみたらこの妻ラウラは、トリノの資産家の娘で夫のビジネスに資金援助していたのです。
癒しの愛人や隠し子がいても、エンツォはなかなか認知出来ない。本妻のラウラは仕事のパートナーでもあるので難しい関係だったのですね。
感情を現さないけれど、激しさを内に秘めたエンツォを、アダム•ドライバーはイメチェンでなかなか魅力的に演じていたと私は思いましたけど、、(彼の低音ボイスがいいですね〜)
しかし!ですね、
あのF1の帝王、イタリアの帝王フェラーリが英語を話すなんて、、笑
そこが、残念でした。
監督はフェラーリ車のファンとのことですから、コアなファンならではのフェラーリを描いたのでしょうけど、、ね。
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