もう、来月からは仕事メチャ減らして行く!と、心に誓いました。
そのようなわけで、6月に観た映画です。
「パドマーワト 女神の誕生」
監督/脚本 サンジャイ・リーラ・バンサーリー
2019年 インド 164分
PFより ストーリー抜粋
13世紀末、シンガール王国の王女、パドマーワティ(ディーピカー・パードゥコーン)は、西インドの小国、メーワール王国の王、ラタン・シン(シャーヒド・カプール)と恋に落ち、妃となった。
同じころ、北インドでは、叔父を暗殺した若き武将、アラーウッディーン(ランヴィール・シン)が、イスラム教国の皇帝(スルタン)の座を手に入れていた。
獰猛で野心に満ちた彼は、第二のアレキサンダー大王との異名を持つほどに、その権勢を広げていく中、絶世の美女、パドマーワティの噂をききつけ、メーワール国に兵を差し向けるが、堅牢な城壁と、誇り高いラージプート族の王であるラタン・シンの抵抗により、パドマーワティの姿を見ることも許されなかった。
そこで、一計を案じたアラーウッディーンは‥‥
やがて、王と王の誇りと野望を懸けた戦いが始まる。
そして、圧倒的に不利なその戦に、パドマーワティは、ある決意をもって臨んでいた。
16世紀に生み出された叙事詩「パドマーワト」
本作は、イスラム教神秘主義者の詩人マリク・ムハンマド・ジャーヤシーが1540年に著した叙事詩「パドマーワト」に基づいている。彼自身が「創作である」と書いていることから、歴史的事実ではなく、イスラム教国のアラーウッディーン・ハルジーによるメーワール国への進軍の史実を、美と愛を巡る義の戦いの物語にしたものといわれている。
パドマーワティは実在した王妃であるが、歴史的資料は乏しく、その実像はほとんど不明である。しかし、「パドマーワト」の中では絶世の美女とされ、女性の尊厳を守るため悲劇的な最期も遂げたことから、ラージャスターン地方では女神のように信仰されている。
500年の時を超え、
インド映画史上最高の製作費で描く、
究極の映像美
というキャッチーにつられて観に行きました。
やはりね〜
世界第二位の人口を誇るインドですからね〜
スケールもどデカイし、また、衣装から何から美しかったです。
ただ、「ラスト エンペラー」などとの違いは何か?と考えたのですが、やはり国民性なのか、13世紀インドという設定のためか?ストーリーがストレートでした。
何よりも「名誉」を重んじるラタン・シンと野心と欲望のためには手段を選ばないアラーウッディーン。
勝つためには何でもやる、というのは、ある意味正直な人間の本質かもしれませんが、そこで品格が損なわれましたね。
でも映像は、ため息が出るくらい美しいし、インドの勢いを感じさせる作品でした。
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