「Number」落合博満と野村克也 | 内田祥文のKeep Hope Alive♪

「Number」落合博満と野村克也






これは読み応えありましたね~。
野球好きにはたまらない内容でしたよね。

この二人だから分かり合えること、この二人にしか分かり合えないこと、
出発点が似ている二人、現役引退も似ている二人、共通点がたくさんあるこの二人。
奥さんも前へ前へ出てくるのも一緒だし(笑)
それにフォーカスした一冊でした。

野村克也の著書は今までいくつか読んできました。
落合博満のものも現役引退してすぐに出版された本も読んで、
あれは確か紀伊国屋ホールの講演会も当たって聴きに行った覚えがあります。
最近は「嫌われた監督」も読んだばかりだったから、余計にこの特集は良かったです。
関係者への取材もいろいろあって、各方面からの二人に対する見方も新鮮でした。

この二人が監督をしていたのが重なるのが野村楽天時代で、その時は試合前に
二人だけで話すのが恒例になっていて、誰かが止めに入らないとずーっと話し込んで
いたらしいですよね。
根っこにあるのは野球が好きということで、これは例えば野村と江夏の関係もそうです。
試合が終わって朝まで話し込んでいたというのは有名な話で。

選手としても監督としても成功を収めた二人。
野村監督は南海時代を含めると全4チームで指揮を執りました。
落合は中日のみなので、もう一度どこかで指揮を執る姿を見てみたいと思います。

いま改めてこの二人に注目が集まるのは何故なのか?
それはこの二人があまりにも特別で、掘り下げれば掘り下げるほど深く、
また改めて掘り下げてみたくなるからではないでしょうか?

まだまだ周辺取材を続ければ、新しいことが発見されるだろうと思います。