コロナ禍後は11月に開催されていた川口花火大会だが、今年は10月の開催となった。
18、19日はユネスコ無形文化遺産・国指定重要無形民俗文化財「川越まつり」。川越市街を回ってから会場へ向かうが、既に市街の広い範囲は車両通行止めとなっており、出会えた山車はこの1台のみであった。
大手町 鈿女の山車(県指定有形民俗文化財)
朝霞水門から荒川サイクリングロードに出る。かなり強い南風が吹いており、下流方向は向かい風でちと辛い。いたばし花火大会・戸田橋花火大会の会場を過ぎて戸田橋を超えると間もなく会場の荒川運動公園対岸に着く。17時少し前であった。草ぼうぼうかなと気になっていたが、昨年よりは状態は良い。
会場対岸 17時頃
会場付近も強い風が吹いており、公式サイトには開催可否の最終判断は17時とある。17時過ぎに大量の空花火が上がり、開催決定を告げる。
主会場 斜面はB席。他に平面のA席と協賛席がある
やや上流の無料席 密度はかなり高い さいたま新都心遠望
場所取り後、トイレを済ませて自転車を所定の場所に置いてくる。トイレは埼京線北赤羽駅下の児童遊園まで行かないといけない。自転車は300mほど上流の防災基地のヘリポートの特設駐輪場に置く。
昼間は暑かったが、日が暮れると冷え込んでくる。夕焼けがきれいだ。風はまだかなり吹いている。メイン会場は風下なので燃えカスが降って来るのではないだろうか。
本日の夕焼け
打ち上げは18時から。全プログラムが音楽花火だが、対岸は風上なので音声は何も聞こえない。カウントダウンも聞こえず、突然花火が上がった。玉数は11,100発。
風が強いので花火も流されるかと思ったが、意外と安定している
たまたま隣にプロ級カメラマンがおり、感度は100にして絞りはf16を中心に調整して……と、友人にあれこれアドバイスしてるのが聞こえる。ちなみに筆者は常にf11で撮っている。
フィナーレは意外と呆気なかった。そりゃ先週こうのす花火大会見たばかりだからしょうがないか(笑)。「もう終わり?」という声があちこちから聞こえるが、対岸には何一つ伝わってこない。会場をよく見ると土手上をぞろぞろと帰路に向かう人影が見えており、ようやく終わったんだなと分かった。
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風はやや強かったが、雨に降られず何より。まだ5回目と歴史の浅い大会だが、今後各地で開かれている荒川の花火の一員として定着することだろう。