早いもので今年も航空祭の季節。
<2日>
今回は予行が土曜日だったので行ってみた。もちろん基地内へは入れないので外から見るしかない。
ネット上の情報でブルーインパルスは14時離陸だと分かったので、それに合わせて現地へ向かう。基地周辺は既に人がびっしり。天候は快晴。明日本番は余り良くない予報なので、なおさら予行が注目されているのだろう。
滑走路南端
基地南側の道路沿いで見ようと思ったのだが、既に人がいっぱい。車通りもかなり多いのでここでの撮影は諦めて基地西側の彩の森入間公園へ向かう。
基地南側の道路沿い。基地側はもちろん、道路の反対側も人が並んでいる。
彩の国入間公園も人が多いが、こちらは比較的まったりしている。池に近い場所に陣取ることにした。
彩の森入間公園
時刻近くになると基地からブルーの音楽とアナウンスが聞こえてくる。単にフライトだけの予行ではなく、客のいない基地内でもちゃんとアナウンスするんだね（招待客がいるのかも知れない）。
予定通り14時ちょうどに離陸する。快晴なので、もちろんフルコースの1区分。しかし会場からやや離れており、バーティカルキューピッドのような縦系ならよく見えるが、低空の課目はほとんど見えない。
本日はこれで引き上げる。
<3日>
本番。文化の日は関東では晴れの特異日であるが、今年は薄日が差すものの朝からどんより。午後は雨の予報も出ている。航空祭終了まで何とか持ちこたえてくれればいいが…。
基地南側 明らかに昨日より少ない
C1輸送機がこれより出発
電車が到着するたびにどっと人が押し寄せてくる
飛行場地域へ着いた。うーん、ガラガラ。入間でこんなに空いているのは初めて見た。
でも機内公開は混雑
機内初公開のC2輸送機は物凄い列。何と11時で受付を締め切ってしまった。
CH47ヘリの傍らには放水用バケツも展示されていた。福島原発の燃え盛る原子炉の上から水を撒いたアレです。
ブルーインパルスパイロットのサイン・撮影会発見。やっているとは聞いていたが、初めて見つけた。
C1の機動飛行。例年なら6機くらい飛ぶけど今年は4機。そういえばT4練習機も今年は2機しか飛んでなかった。
陸自第1空挺団の降下
飛行場地区の外れに招待者席があった。自衛隊関係者の他、地元の住民が招待されているようだ。
第1空挺団のブースでパラシュートバッグを装着しての撮影会。説明によると落下傘は22kgもあるそうだ。
永遠のスーパー戦闘機、F-4ファントム。来年には引退してしまうので入間に来るのは今年が最後（現存しているのは偵察機仕様のRF-4）。尾翼のナンバーから75年製の40年選手であることが分かる（航空自衛隊の場合、2桁側の先頭の数字は配備年の西暦下1桁）。
ブルーの正面はやはり混んでいる
ブルーインパルスは、今日は雲が非常に低く視程も悪いため、5区分と呼ばれる6機の編隊飛行のみ。離陸後、しばらく飛んでみて雲の様子を調べた結果、縦方向はもちろんのこと、横方向でも急旋回系の課目は危険と判断したようだ。ソロ機の課目も全くない。
今回の動画は離陸から最初のパスまではノーカットで載せてある。しばらく周囲を飛んでみて雲の様子を判断しているのが分かる。
0:00 離陸～デルタダーティーローパス
6:35 リーダーズベネフィット
6:56 ポイントスターズローパス
7:17 スワンローパス
7:36 グランドクロスローパス
8:00 ダブルラインローパス
8:30 ピラミッドローパス
8:53 ツリーローパス
9:16 「いよいよ次が最後の課目となってしまいました」
（会場からのどよめき「えーっ、もう終わり?」）
9:30 フェニックスローパス
9:58 アナウンスはないが、エシュロン（斜め隊形）からの編隊解散
10:28 多くのファンに迎えられるパイロットと整備員
11:08 RF-4 ファントム
ブルー終了後、戦闘機の帰投が始まる。まず今年が最後になったファントムから。アフターバーナ全開で迫力あるエンジン音を轟かせながら上がり、上空を3回パスして去っていった。最後の雄姿は多くの人の脳裏に刻まれたことだろう。この様子は上記動画に含まれている。
続いてF-15の帰投
最後にF-2が帰ったのだが、既に基地から出た後だったので撮影できなかった。
幸い航空祭は降られないで済んだが、夕方からは本格的な雨になった。手元の記録を調べてみると文化の日に本降りになったのは03年以来16年振り。また曇り空での航空祭は08年以来であった。
公式サイトによると今年の人出は125,000人だったそうだ。例年より明らかに少ないが、こんな曇り空でも10万人以上やってくる一大イベントなのには違いない。
なお今回は個人的なことだがあるトラブルが起きた。詳しくは後ほど...