桜満開の時期に土日だけ朝から雨というのは皮肉だ。仕方ないから雨合羽着て出発。約1時間後、小金井公園に着いた頃には雨も上がった。都内随一の桜の名所だが、満開なのにほとんど人がいない不思議な光景が展開した。
その後付近の桜の名所を回り、いつものように川越から新河岸川沿いに帰路に着いたのだが、何か周辺の様子がおかしい。遠くから大音量の音楽が聞こえてくる。ららぽーと富士見近くの南畑橋を続々と人が通る。何事だろう。
何の行列?
ふと川沿いの看板を見てみると……
ももクロ!?
市政施行45周年記念事業「ももクロ 春の一大事」と書かれている。ももクロ? ももいろクローバーZ? こんなところに?? ちょっと面白そうなので現場付近を観察してみることにした。
駅から遠く田んぼばかりのこんな場所に、本当にステージが組まれて準備が進められていた。
スクリーンが見える。こりゃ完全に富士見市側の主導だね。
付近は学校や老人ホームがいくつかあるだけで、本っ当に田んぼのど真ん中。よくこんなところでライブを開催したものだ。
後で調べてみると、ももクロのメンバーの1人が富士見市の出身なのだそうだ。最近のアイドル事情はほとんど知らないが、田んぼの中でメジャーアイドルのライブを開催してしまうとは、富士見市にとってはまさに一大事。何もない田んぼがパッと華やかになったようなワクワク感はなかなか良いと思う。これは花火大会にも通じるものがあるね。