武蔵水路に入ってきた | 打ち上げ花火

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かつて筆者が運営していた「東京西北部の中小河川」
「東京西北部の送電鉄塔」の関連情報も掲載。

武蔵水路をご存知だろうか。高度成長期、東京は人口増に伴う取水量が爆発的に増え、砂漠化の危機に見舞われた。それに対処すべく64年に開削された、利根川の利根大堰から荒川の糠田橋上流側へと水を導くための全長14.5kmの水路である。24時間365日送水を続け、首都圏1,300万人が使う水を賄っているが、50年を経て水路や橋の老朽化や地盤沈下が甚だしいため、6年掛かりの全面的な改修工事が行われてきた。管理は独立行政法人水資源機構。国有水路である。
30日、鴻巣市の旧中仙道付近で一般公開が行われ、筆者も参加してきた。


送水を止めるわけには行かないので、中央を仕切って片側ずつ工事を行う。


救命胴衣とヘルメットを着用し、工事用階段を下りて水路内へ入る。


コンクリ3面張りの水路内は強い日差しで灼熱地獄。右岸側に各種パネルが設置してあり作業員による説明が行われる。


工事中の橋の部分。日陰は涼しい。


落書きコーナーもあったので、ちゃっかり宣伝させていただいた。

この区画での見学会は今回が最後で、この日の夕方には早くも通水されてしまうとのこと。来年度完成へ向けて工事は終盤に差し掛かっている。