昨日の砺波チューリップフェアの後、南砺市の山あいにひっそりたたずむ世界遺産 五箇山 菅沼合掌造り集落に行きました。
現代には絶対建てられそうもない茅葺きの三角屋根の家です。
それぞれ、食堂、土産屋、喫茶店などを営んでいて、三輪車や洗濯ものなども干されていて、生活者がいる生きた家なんだと感じました。
ここは国の重要文化財 岩瀬家の中です。
鉄砲に使う塩硝の作られ方が展示してありました。
塩硝が、床下で五年の歳月と手間ひまかけて、蚕のふんや枯れ草などで作られるのを知り、びっくりしました。
山と三角屋根の大きな茅葺き屋根。
日本昔話のような良い風景です。
ここも国の重要文化財 村上家
民俗資料の展示もしています。
急な梯子を上って2階にいくと、藁や木を材料にした生活用具が展示してありました。
藁から蚕の棚、靴、籠、合羽など、生活の知恵というか、すごいとしか言いようが見つかりません。
オットがこんなに小さく見えるほど、大きな家です。
頭の上は、冬の間、お蚕をかこっていたようです。
自宅のある大阪とは違った山野草を見つけました。
二か所の集落を結ぶトンネル、集落全体を見渡せる展望台へのエレベーターは、静かな観光地にはふさわしくないような感じがしました。
きっと、世界遺産に指定されたときはたくさんの人が押し寄せたのでしょうね。
富山県に、まだまだ見たいところはありますが、この旅はこのあたりで時間切れ、体力切れとなりまして、オットに米原まで送ってもらい帰宅の途に就きました。