アスペルガーですが、妻で母で社長です。 -2ページ目

アスペルガーですが、妻で母で社長です。

アズ直子(経営者・著者)ブログ

上手になってほしいと願えばいくらでも出てくる”ダメ出し”、嫌な人になりたくない葛藤をブナの森が癒す。

 

発達障害者だからなのか、生来の気質なのか、私には結構口うるさいところがあり、気持ちが入れば入るほどいくらでも言いたいことが出てきてしまう。人はそれを”ダメ出し”と感じるようです。

 

例えばこんなことがありました。仕事で必要だったパーティー会場の下見を人に頼んだら、私にはどこを見てきたんだろうと感じられるくらいにざっくりすぎて、やっぱり自分で行けばとよかったと思ったのです。

 

もしも私だったら。駅から会場までの目印の写真を撮ってくるだろうな。会場の入り口の写真も撮るだろうな。音響は?食事は?備品を置いておくスペースは?携帯電話のつながりが悪いと聞いたけれど対策は?・・・と責める気持ちもなく聞いていたら、「人に任せることを知らない」と逆ギレされました。

 

言い方が良くないのでしょうか?

 

いえ、心から思うのですが、細かいことに気がついて、「こうした方がいいよ」と指摘することが年々通りにくくなっている気がします。どこまで人は緩くなっていくのだろうとも思いますが、完成度を高めることと、人に嫌われないことをいつも天秤にかけなければいけないような気がして、すごくやりにくい、とてもやりにくい。完成度というほどのことでもないことでも、人は褒められなければ気が済まないようになってきているのかもしれません。

 

いえ、やはり私が悪いのかもしれません。

 

 

 

アスペルガーには、目が細かく、物言いが率直すぎるという特質があります。視覚過敏や聴覚過敏などを持っているので、細かいことに気がつきやすいのです。そして気がつくとそれが気になって仕方ないという傾向もありますから、ハンディがない人にとっては、その点を過剰に感じるのでしょう。悪気もなく、「ここがずれている」「ここが詰めが甘い」と指摘する言葉を、もう少しオブラートに包む必要があるのかもしれません。

 

もしもこの特質を良い方向に生かすとすれば、職人的な仕事に就くのがいいのではないかと思います。細かい手作業や、1ミリの狂いもあってはならない世界にいれば、幸せになれるのではないでしょうか。

 

 

 

・完成度を高めたい、つまり自分が気が済むようにしたい。

 

・人に嫌われたくない

 

 

私が思うに、この2つの気持ちを両立させることは困難です。だとしたら口をつぐむしかありません。いいところをどうにか見つけて褒めておけば、逆ギレされることは少なくともなくなるでしょう。

 

本当のことが言いたい、もっと良くしていきたいという葛藤は、相手に伝えるのではなく自分の心の中で消化する必要があります。ズレていてもいいじゃないか、詰めが甘くて後から困ってもいいじゃないか。それで人が死ぬわけではないのだから、そのことは早く忘れましょう。

 

 

 

もしそれが無理なら、バッチフラワーレメディを飲むことでマインドを改造していきましょう。

 

ビーチのエッセンスは、飲めば寛大になり人のいいところから見つけられるようになります。ビーチとはブナのことなのですが、ブナの森に一歩入ると、そこはとても美しい、統一感のとれた森です。なぜならブナは”純正林”と言って、ブナしか生えていないことが多い。ブナの葉がびっちりと天蓋のように太陽光を遮るので、他の植物が育たないからなのです。その姿は、少しでも違うことを許さずに排除していく、一族意識に似ています。

 

 

ここは「多様性」という言葉を思い出して、やはりダメ出しと言われかねない口はつぐみましょう。

 

 

 

 

3. ビーチ (Beech

批判的で人に厳しいことばかり言ってしまうあなたが、優しく人を伸ばせる人に変わります。

科名:ブナ科 和名: 西洋ブナ 学名:Fagus sylvatica
製造方法:煮沸法  開花の時期:4~5月

ビーチのネガティブな状態
・他人を良いところを理解しようとしない。
・人のあら探しをして責めたり批判的になったりする。
・細かい弱点を見つけ、指摘し続ける。

ビーチを使ったときに起きる変化
・人の個性やよいところを見ることができるようになる。
・寛容になり、人を受け入れられる。
・言葉が優しくなり、人あたりがよくなる。

 

 

 

こんばんは、

広尾88アカデミーのアズ直子です。

「成就の法則~正しい開運~ 」のお届けです。

 

明後日は暦上の「夏至」です。

夏至点と言われる瞬間は、

22日の0時54分に到来します。

日付を54分またいで22日ですので、

最も陽の気が強いのは21日の太陽光ですね。

 

明日はぜひ太陽を意識してお過ごしください。

 

22日からは何度かお知らせした通り、

衰退のサイクルに入ります。

 

日本では、昼間の長さが一番長い日とされていますが、

北極圏では白夜を迎え、

太陽は沈まず、

南極圏では極夜を迎え、

太陽が沈んだ状態が続きます。

 

場所によってこれほど起きる現象が違うのですね。

世界各国でも、

夏至を祝うお祭りなどが催されますが、

男女の出会いを祝うものが多いです。

新しい命を生み出すためには、

パワフルなエネルギーが必要なのでしょう。

 

夏至は、

二十四節気の中の一つですが、

夏至の日をスタートに、

今年は7月6日までが「夏至」の期間となります。

体感的には最も暑い時期になるかと思われます。

上手に体調管理をしながら過ごしましょう。

 

それでは明日の運気をお知らせします!

 

<2019年6月21日の運氣> 

 

己丑 二黒土星

第二十五候「芒種」末候

梅子黄(うめのみきばむ )

2019/6/16~21

 

一白水星:出会いに恵まれる。

二黒土星:情報収集に集中。

三碧木星:物事が動き始めます!

四緑木星:願う結果が出るかも。

五黄土星:変化の波に乗ると良い。

六白金星:カリスマ性アップ!

七赤金星:お酒が美味しく飲めます。

八白土星:要注意。基盤が崩れることも。

九紫火星:新しいスタート!

 

 

(あなたもコヨミストになりませんか?) 

私が使っている”暦”を皆様も手元に置いて、

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私の造語ですが、

暦を愛し、暦に親しむ人のことを、

”コヨミスト”とお呼びしたいと思います。

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こんばんは、

広尾88アカデミーのアズ直子です。

「成就の法則~正しい開運~ 」のお届けです。

一日、1日と夏至に近づいていきますね。

 

夏至の呪いに使う、

ハーブやエッセンス、

お酒は手に入りましたか?

今日は夏至にちなんで、

運気を上げるための、

夏の過ごし方についておさらいをします。

夏至が過ぎれば、

あっという間に、

「夏の大祓え」がやってきます。

 

夏を良い運気で過ごすには、

実は事前の準備が不可欠です。

・衣替えが済んでいる。

・家がかたづいている。

・食品や水回りなど衛生面も万全。

・雑務は終わらせ、忙しい状態も抜けている。

良い環境で、

心穏やかに過ごせるようにしておきましょう。

この状態、

何かに少し似ていませんか?

そうです。

年末に似ていますね。

お正月を良い気分で過ごすための準備を、

一生懸命にする、

あの空気を夏の大祓えを目安に作りましょう。

そして、

夏にするべきことは、

「学ぶこと」です。

 

植物も、実は夏に花咲くものは少なく、

濃い緑の葉を茂らせ、

強い太陽光をいただいて、

一心に成長をします。

人生うまくいっている人は、

子供の頃の夏休みに、

成長を重ねてきた人に他なりません。

今年、

ともによい7、8月を過ごしましょう。

 

それでは明日の運気をお知らせします!

 

<2019年6月20日の運氣> 

 

戊子 三碧木星

第二十五候「芒種」末候

梅子黄(うめのみきばむ )

2019/6/16~21

 

一白水星:噂話と悪口は厳禁。

二黒土星:自己PRがうまく伝わる。

三碧木星:八方塞がり。

四緑木星:仕事サクサク。

五黄土星:美味しいものに恵まれる。

六白金星:チャンス到来!

七赤金星:首から上の病に注意。

八白土星:独り静かな環境を。

九紫火星:地に足が着く。

 

 

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最近、毎晩夜の散歩を楽しんでいます。

広尾から六本木まで片道徒歩30分。運動不足なので、それだけでも身体がミシミシ筋肉痛になりました。六本木ヒルズの”66プラザ”という広場で、巨大なクモの彫刻にタッチして帰ってきています。この彫刻は「ママン」と言って、フランスのルイーズ・ブルジョワの作品で、世界に全部で9体あるそうです。お腹には白い卵を抱え込んでおり、ルイーズの母への思いが込められている作品です。

 

 

広尾から徒歩行かれる素敵な場所はたくさんあるのに、私はこのコースにこだわります。しかもいくつかの道順があるのですが、決まった道順を行かれればハッピーです。有栖川公園方面から六本木ヒルズに到着し、帰りは首都高速沿に歩いて外苑西通りに入って広尾に帰るというコースを逆にしてみたところ、三半規管がおかしくなって船酔いのような状態になりました。

私は”アスペルガー症候群”と診断を受けていますが、その大きな特徴は「こだわり」で、この方法でなければ嫌だとひどく固執をすることがあります。著作の中でも、「お風呂で体を洗う順番が決まっていて変えられない人」の例を紹介しましたが、大きなことから小さなことまで、そのようなこだわりを持っている当事者は少なくありません。

 

「こだわり」を解除したいという思いは、本人というより、周囲の人にある願いかもしれません。つきあうのも大変ですし、その方法にこだわってしまうと、時には実現が難しく、八方塞がりになることがあります。

「こだわり」には複雑な感情が入り混じっているように思います。

(参考記事)
アスペルガー、こだわりの原因と対策を考えてみる。

私が六本木散歩に限らず、ある外出先が気にいると、そこにばかりこだわるように見えるのは、「不安」の気持ちが大きいと自己分析しています。

 

・体調が悪くなったらどうしよう。

・トイレに行きたくなったらどうしよう。

・道に迷ったらどうしよう。

・家族が急にトラブルを抱えたらすぐに戻れないと困る。

・途中、大きな地震がきたらどうしよう。

・カツアゲに遭遇したらどうしよう。

・通り魔に襲われたらどうしよう。

などなど。

 

体調不良などは普段からありがちなことですが、勝手をよく知っているところならさっと休む避難場所を見つけることができます。大きな地震も、東京に直下型大地震が来る来ると言われて40年近く経っていますが、子どもの頃から怯えていることのひとつです。六本木に津波は来ないと思いますが、火事が起きたらどのルートで逃げようかはいつも考えています。カツアゲ、通り魔に至ってはまずはないだろうと思うことですが、豊かなイメージ力でどんどん不安材料を自分の心で生産してしまうのです。

自分の心が不安を生産してしまう。何もなくても恐怖が生まれるのです。それは、息をしているだけでも不安が押し寄せる心境です。逃げ場がありません。

 

家族でせっかく旅行に出かける。
パートナーと楽しみにしていたデートの日。

 

そんなタイミングで、「いつ帰れるの?」と聞かれて気を悪くしたことがある人はいませんか?もしかしたら、「行きたくない」ということではなくて、上記のような不安に苛まれての質問かもしれないですよ。怒ったりしないでもらえるとうれしいです。

 

なんども同じ場所に通って、慣れて安心する。頼りになる人に支えてもらって、安心をする。経験を積んで、悪いことは起こらないと実感する。なんらかの方法で、尽きない不安を鎮め、心安らかな日を迎えることができるといいですね。私も心からそれを望んでいます。

 

もしそれが無理なら、バッチフラワーレメディを飲むことでマインドを改造していきましょう。

 

アスペンは「ポプラ」の別名です。北海道などでよく見る並木のようですが、東京では葛飾区の水元公園にポプラ並木があるそうで、「ポプラ並木」とい名前のバス停があることにときめきます。この並木の下を散歩することができれば確実にこの、不安神経症的なマインドは落ち着きに向かうことでしょう。

 

 

私は葛飾区まで行く勇気がまだないので、アスペンのエッセンスを飲んでしばらくは六本木に通います。

 

 

202.アスペン (Aspen

説明できない不安を抱える繊細なあなたが、ほっと安心することができます。

科名:ヤナギ科  和名:ヨーロッパヤマナラシ 学名:Populus tremua
製造方法:煮沸法 開花の時期:2~4月

アスペンのネガティブな状態
・原因不明、説明のできない不安をいつも抱えている。
・予測がつかないことや先行きが見えない事柄に怯えている。
・まだ起こっていないのに、悪い想像を膨らませて苦しんでいる。

アスペンを使ったときに起きる変化
・根拠のない恐怖や不安が薄れ、ほっとできる。
・良くない想像から離れ、物事を明るく考えられる。
・安心感を持ち、おおらかで強い性格に変われる。



 

こんばんは、

広尾88アカデミーのアズ直子です。

 

「成就の法則~正しい開運~ 」のお届けです。

 

 

明日、また季節は進み、

二十四節気は「芒種(ぼうしゅ)」、

七十二候は「梅子黄(うめのみきばむ )」になります。

 

 

梅雨と同じ季節に、

梅の実も熟していきます。

 

梅酒などを手掛ける時期でもあるでしょう。

 

 

福岡の太宰府天満宮や、

京都の北野天満宮に行くと、

 

梅の木がご神木、

そしてお神酒が梅酒です。

 

古来より霊力の高い、

神聖な植物として大切にされていますね。

 

 

私たちの生活にも、

ぜひその力を取り入れていきましょう。

 

 

この、「梅子黄」の季節が到来すると、

あと数日で、「夏至」がやってきます。

 

 

夏至は、

1年で最も日が長いと認識している人が多いのですが、

 

 

それ以上に意識をしたいのは、

 

この日を境に、

一日ごとに日が短くなっていくという事実です。

 

夏至は頂上であり、

そしてその日は衰退へのスタートになるのです。

 

 

 

これから盛り上がるのではなく、

落ち着きを。

 

これから始めるのではなく、

完成を。

 

 

季節の暦こそ、

豊かになりたい人が最も活用するべきものですが、

 

その力に沿って過ごすとすれば、

なんとしでても、

あと数日で自分のピークを夏至に合わせたいところなのです。

 

 

 

それでは明日の運気をお知らせします!

 

 

 

 

<2019年6月16日の運氣> 

 

 

癸未 八白土星

第二十五候「芒種」次候

腐草為蛍 (くされたるくさほたるとなる )

 

2019/6/16~21

 

 

 

一白水星:願うように変われない。

 

二黒土星:神様と繋がる特別な日。

 

三碧木星:愛情に恵まれる。

 

四緑木星:素食で体調リセット。

 

五黄土星:健康運抜群。

 

六白金星:ビジュアルバッチリ。

 

七赤金星:動けません。

 

八白土星:仕事サクサク。

 

九紫火星:散財します。

 

 

こんばんは、

広尾88アカデミーのアズ直子です。

 

「成就の法則~正しい開運~ 」のお届けです。

 

 

今日は、

一粒万倍日だけれども仏滅という微妙な日で、

 

明日は不成就日です。

 

 

いくつもの暦のお知らせがあるときには、

何を信じたらいいの?

 

とよく聞かれますが、

自分にとって一番良いものがお勧めです。

 

1日のイメージをポジティブに持つことはとても大切です。

 

 

もう少し綿密にするなら、

自分のコンディションを記録しておき、

 

もっとも一致する暦を、

自分に合ったものとして活用されるといいと思います。

 

 

今日は開運活動に、

とても役立つツールをお知らせします。

 

 

「東京時相地図」というアプリがありまして、

 

散歩などで歩いた土地が、

文明開化期、明治のおわり、関東地震直前、昭和戦前期、高度成長前夜、バブル期、現代の7つの時代、

 

一体どのように使われていたかが、

航空写真でわかるものです。

 

どんな施設があったのかによっては、

開運活動にとっての判断の一助にもなるでしょう。

 

実は運気に大きく関わるのは、

 

インテリアよりも、間取り、間取りよりも建物そのもの、

建物よりも土地と、

 

どんどんその重要性を増していきますので、

どうしてうまくいかないんだろうと思う理由が、

 

その土地の由来にあったりするのです。

 

 

ちなみにアプリは有料版で、

1,900円かかります。

 

飲み会やお洋服と天秤にかけて、

ぜひ面白く感じた方は活用してみてくださいね。

 

 

 

 

 

 

 

それでは明日の運気をお知らせします!

 

 

 

 

<2019年6月15日の運氣> 

 

 

癸未 八白土星

第二十五候「芒種」次候

腐草為蛍 (くされたるくさほたるとなる )

 

2019/6/11~15

 

 

 

一白水星:願う結果が得られる。

 

二黒土星:要注意日。思うように変われない。

 

三碧木星:カリスマ性発揮、人の注目を集める。

 

四緑木星:お酒で心の浄化を。

 

五黄土星:人を育てるのに良い日。

 

六白金星:新しいスタートに立てる。

 

七赤金星:人気と信用が得られる。

 

八白土星:八方塞がり。

 

九紫火星:ご先祖供養を。

 

 

ストレスが溜まり始めたころから、何を食べても美味しいと思わなくなりました。心療内科に行く前までは、何を食べても満たされないので、むしろ食べすぎていたのですが、処方された薬に「苦味が口に残る」という副作用があり、これが結構強く感じるので、服薬するようになってから、「味覚障害」に近い状態になりました。これも過敏体質だから起こることかなと思っています。

常に相当な苦味が混ざるので、何を食べても当然美味しくありません。唯一、普通の味と感じるのは、そもそも苦いブラックコーヒーだけです。カフェインを摂りすぎると眠れなくなるので、一日午前中に一杯だけと決めているコーヒーが、さらに楽しみになりました。

 

味覚障害は以前に「顔面神経麻痺」を患ったときにも経験しました。発症の前日に耳が痛くなり、当日の朝、今思うと瞬きができなくなっていて目が痛くて涙が止まらなくなり、そして味覚もおかしくなりました。広尾商店街の食堂で、いつも食べていた納豆が変な味だと思ったら、そこからの帰り道に顔の半分が全く動かなくなったのです。その後もしばらく何を食べても砂が混ざったような変な味がするので、コーヒーしか飲まなくなりました。私が味覚を損ねたときの、共通の傾向なのかもしれません。

当時、高校生だった娘が読んでいた「東京喰種トーキョーグール」という漫画に、半顔が不自由でしかもコーヒーしか飲まないキャラクターが描かれていたとかで、まるでそれみたいだと面白がられました。

 

食べる楽しみがなくなるのはこういうことかと思いましたが、ちょっと気分転換にお菓子を口に入れても美味しくない、仕事が終わったうれしい気持ちで食事をしても美味しくない。何度かがっかりするうちに、「食べても何もいいことがない」という気持ちになってくるのです。手が届くところにお菓子や果物を積まれても、手を出さなくなりました。

 

面倒臭いなと思うのが、何も食べず、目に見えて痩せていくので、周囲が心配をし始めます。

 

「何が食べたい?」「何なら食べられる?」と繰り返し聞かれるので、「食べ物に一番興味がない私に聞かないで!」と軽くキレました。興味がないことを考えさせられるのが煩わしかったのです。発達障害全体そうですが、体調不良やコミュ障で悩んでいる本人に解決方法がわかるはずもないのですから、「どうしたらいい?」と本当に聞かないで欲しいのです。

 

では、どういうときに食べられたかというと、オフィスの人がみんなで食事に行くというときには、仲間はずれが嫌でうっかり着いて行きました。そしてその食卓がとても楽しかったので、うっかり普通に取り分けられたものを食べてしまいました。食べて当然という勢いで出されたので、つい食べてしまいました。

 

お寿司屋さんに行ったときには、何を食べてもゴムのようでしたが、残すと板前さんに悪いので全部食べた。

懐石料理は人のお誕生日会だったので、盛り下げたら悪いから全部食べた。

韓国料理に行ったときには、ビビンバに肉、野菜、卵と色々混ざっていたので少しでも栄養があった気がします。

タイ料理に行ったときには、ガッパオという混ぜご飯に同じよう色々入っていて、食べた後元気になりました。

 

眠れると元気になることも最近よくわかりましたが、食べない生活が続いた上で、食べると元気になることがよくわかりました。実感って大事です。納得しないと動かないことが多いと言われるアスペルガーにとって、実感と納得はなくてはならないものとなります。

 

講演会で、「発達障害者の偏食」に着いて質問や相談を受けることがあるのですが、本人にまんべんなく食べるということを習慣づけるのは難しい気がします。うっかり口に入るように、刻んでハンバーグに混ぜ込む、麺類に散りばめる、ジュースにしてしまうなどの工夫ができるといいのかもしれません。

 

それでも、においに敏感ですから嫌いなものが入っていると食べないこともあると思います。そうなれば、食べられるものをあれでもないこれでもないと模索することになるのかもしれません。食べ物は質がいいものに越したことはありませんが、毎日食べる食べないで喧嘩するくらいなら、最低限生きていられればいいと思うこともありなのではないかと思います。

 

刻むとか混ぜ込むとか料理そのものの工夫だけではなく、一緒に食べる人であったり、場所であったり、「うっかり食べてしまう」というゆるいゴールを目指すのもいいと思います。

 

2~3時間睡眠で押し通していたら、本当に眠れなくなってしまったのと、体の痛みがひどいので、クリニックを受診したら「うつ病」と診断を受けました。眠れるようになる薬を夜に、気持ちを楽にして体の痛みを和らげる薬を日中に飲むようになりました。

 

昼の薬:サインバルタカプセル 

夜の薬:ルネスタ 

 

 

「発達障害の方は過敏だから、できるだけ弱い薬にしてみましょう。」とドクターに言われました。

 

眠れるようになる薬は本当に眠れるのですごい。毎日、仕事や雑務に終われる日々だったので、寝ながら翌日の原稿や話すことを考えたりしていました。いつも仮眠状態で、ふと気がつくとものすごい勢いで考え事をしているのがわかるのです。それが、考え事が止まり、普通に眠れる。最近では寝るのが楽しみになってきて、21時には横になったりしています。約2週間、普通に寝たら、どんどん体が楽になってきました。自分の疲れの重さに気がついていなかったのですが、楽になるとわかる。ギリギリ無理をしていました。

 

 

無理をして乗り切った私にありがとうです。

 

 

ただ、考え事が止まると、書くことがスムーズにいかなくなりました。歩きながら、料理しながらざっくり考えて、パソコンの前に座れば、一気に書き上げられるのが特技だったのですが、それができなくなりました。

 

パソコンに向き合って、「うわ、書けない」と思った瞬間に具合が悪くなって1日横になっていました。ふと思って血圧を測ってみたら上が140を超えていました。普段が90前後の低血圧なのですごい跳ね上がり方。ぼーっとして、ただただ横になっていました。

 

「書くこと」が好きなのと、「書くこと」がお仕事そのものなので、それができないとなったときのショックが大きかったのですね。書くことが何も思い浮かばないなんてことは誰にでもあると思うのですが、私の場合はそれがあまりなく、書くことだけで自分を確認しているようなところがあります。

 

 

突然、喋れなくなったくらいのショックだったのかもしれないと自分で思いました。

 

 

この暑さのせいなのか、飲んでいる薬のせいなのか、もともと過敏体質ですがさらに敏感さが増している気がします。もしも薬を飲んでいないとしても、雨も多く気圧は不安定ですし、肌寒いかと思えば突然猛暑になったり、例年からいっても体調に響きやすい環境だと思います。私と同じ、発達障害者の皆さまは大抵過敏さを抱えていますから、具合が悪い前提で、ゆったり活動をされるとよいと思います。

 

その後、講座の新しいテキストも書けていますし、今日はブログを気楽に書くことができました。よかった。急にライフスタイルを変えることになりましたが、だんだんと慣れていくと思います。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「発達障害者である私の、絶対に言えない本当の気持ち」

発達障害をテーマにこれまで5冊の本を書いていますが、先日編集担当の方と話をしていて残念に思ったことがありました。

もしも本当に発達障害の影響による生きづらさを和らげたいと思ったら、自分の障害をカミングアウトして、周囲の人に助けてもらうのが一番よいのです。困っていなければ人に頼る必要はないのですが、「発達障害」という言葉が気になっている時点で、何らかそのために困っていることが察せられます。生まれつきの脳の発達の偏りで、体質や気質に非常に強い個性が出る。私にももちろん出ています。そのことで困っていなければ、それは障害ではなくて”個性”。”障害”と言われるものは、困っていなければただの個性で、困り始めた時にはじめて”障害”となるのです。

発達障害の影響で困っているときに、もはや本人は正常な判断をすることはできません。強いストレスを溜めている状態、自暴自棄になるなど情緒不安定に陥っている状態で正常な判断はできず、そこで大きな決断をしてしまうことで、どんどん人生は狂っていくのです。このことは本を監修してくださった、群馬県太田市のさやかクリニック院長の関根沙耶花先生に教えていただいたことですが、なるほど私もその連続でどんどん生きづらさが募り、うつ病なども繰り返し経験することになっていたのです。

 

ですから、発達障害による生きづらさを解決したければ、信頼でき冷静な第三者のアドバイスが不可欠です。

 

ところが、出版社での打ち合わせでは、「アズさんやさやか先生は、自立ができていてそれが可能かもしれないけれど、一般企業で働く様な当事者はまだそこまで手が届かない。」とのこと。例えば会社内でカミングアウトしたら解雇されかねない。うまく説明できないことから、差別にあうリスクもある。もしも優しい人たちに囲まれていたとしても、会社や社会の仕組みを変えるには時間がかかるから、一足飛びに発達障害者に合わせることも難しい。

 

おそらく多くの人に待ち望まれているのは、”いまある社会の仕組みの中で、ベストではなくても何とか持ちこたえられる方法が知りたい”のだという編集さんの思いが理解できたときに、落胆すると共に、そうかそこから一歩一歩進んで行かなければ、本当の解決には至らないのだという納得と希望も生まれたのでした。

 

発達障害者むき出して、人にサポートを求めてもうまく行かないことは、私も経験上よく理解できます。自分が社長になってみてわかるのですが、例えば会社という組織が存在する意味は、第一にはお客様の悩みを解決することで、そのために商品やサービスを考え抜くため、それをチームワークで運営維持するためです。働く人の心地よさは一般的にはその次。ときに、従業員の幸せを第一に考えてすごい業績を上げた会社の物語を聞くこともあります。障害者をたくさん雇ってうまく言っている素晴らしい会社があることも知っています。でもそうするためにはとてつもない努力の積み重ねがあったはずで、よほどの覚悟とリーダーシップがなければできなかったことでしょう。

 

会社と言われる組織の多くは楽々稼いでいるわけではありません。小さな会社の社長などいつもお金と追いかけっこをしているはずです。私もそうです。そんなときに、まずはお客様に喜んでいたければ商品が売れお金をいただくことができます。それが喉から手が出るほど、まさにいま、いただけないと困るので、時間がかかる働く人の幸せづくりを優先できない様な気がします。

 

会社はなかなか変われない。

社会はなかなか変われない。

 

そのことがわかると、いまある状態の中で、何とかやり過ごせる方法を書いて欲しいということもよく理解できたのです。

 

私自身が、社会参加するためには、

下記の2つの方法しか今のところはないと思っています。

我慢8割。

 

・過集中を使い人が驚く様な成果を示して、そのほかのことを許してもらう。

・我慢に我慢を重ねて、自分が苦手な環境やルールに合わせる。

 

どちらにしても、心身はボロボロになります。

 

こんなことを本にも書き、全国での講演会でも話、いくら現実的とはいえ切なくなることがあります。でも求められているのは「やり過ごし方」、それを肝に銘じなくては誰の役にも立てないのです。

 

もしも私が、本当の気持ちを言ってもいいのなら、こんな感じです。

 

・出かけたくない。

・一人でいたい。

・好きなことだけをしていたい。

 

どうぞ言ってください!と言われそうですが、絶対に言えない。

言おうものなら、「不登校」「出社拒否」「引きこもり」「自分勝手」「育児放棄」となるでしょう。

 

・樹や花と話していたい。

・幽霊やお化けの悲しみを癒したい。

 

一見、美しいファンタジーに見えるかもしれませんが、社会人が本当に誰もいない樹の下で会話しようものなら、すぐに「幻聴」「幻覚」と言われてしまう。講演会でこんなことを話そうものなら「オカルト」を教育現場で語るなと、一年先までいただいている講演会は全て消えることでしょう。

 

20年かけてつくりあげてきた、愛する仕事を維持するために。

もっとも大切な存在、子どもを育てるために。

 

その願いの方が強いので、私は絶対に本当の気持ちをむき出しにはしないのです。

 

こんな我慢づくしの生活の中にも光明があって、

毎月1度、縄文時代からある森をそのまま整備した植物園に、植物観察をしにいくことでバランスを何とかとってきました。植物を見ていればいいのですから、そんなに人のことを気にしなくて構いません。「きれいだなあ」くらいの植物との会話も自然です。広いところなので周りに人がいないシーンもよく生まれ、心から楽しむことができます。

植物の色や形には、人の心を動かす意味があり、そのことを直感的に捉えることを、「植物と話す」と私は言っているのです。

 

 

紅葉の一番美しい瞬間。

雨の日のお楽しみ、花と水滴の美しい共演。

水玉の様な白雲木。この樹の種は土中で20年を耐えることができます。

森の主、「物語の松」

実の写真を撮り続けるとなぜかお金が豊かになります。

特別ゲスト。アールヌーヴォー。

 

もしも発達障害と診断を受けているご家族がいらっしゃったら、月に数日でいい、植物園でなくてもいいので、「不登校」「出社拒否」「引きこもり」「自分勝手」「育児放棄」をさせてあげてはいただけないでしょうか。「幻聴」「幻覚」「オカルト」を許してはもらえないでしょうか。この言葉を使うとネガティブとしか思ってもらえませんが、そこに込められているのはただ、「本当はこうしたい」というささやかな願いであるだけなのです。

 

 

 

私が代表をつとめる恵比寿・広尾に位置する広尾88アカデミーでは、植物療法(フラワーエッセンス)、占術、スモールビジネスノウハウを学ぶことができます。たくさんの方が楽しく学び、指導者として成長をしています。私自身は発達障害を持つ経営者として、セミナー運営の他、出版、講演、テレビ出演などを行なっています。「アスペルガーですが妻で母で社長です。」5万部突破。「ザ・世界仰天ニュース」で特集されました。

アスペルガーと似ている状態には、認知症でも、貧血でも、老化でも、愛情不足でも、教育不足でもなります。薬があるわけではないので、生活習慣や人間関係の工夫など、共通の対策でずいぶん楽になります。私がお伝えする事に、「私

と似ている」と思う事がひとつでもあれば、このブログはとても役立つはずですから、ぜひ継続して読んでください

 

 

「発達障害者は普通に生活をするとボロボロになってしまうという話」

 

年末年始、ほぼずっとパソコンに向かっていました。出版の大詰めで仕上げの原稿チェックや、山のように溜まってしまっていた書類の整備などもしていました。

 

「人の休みは働きどき。」

 

普段、私のオフィスにはたくさんの方が来てくださいます。講義や対応に集中するとどうしても執筆など、まとまった時間が取れません。ですので、人が来ない国民的休日のような時こそ、まとまった時間が取れるチャンスになります。多少はお正月らしこともしましたが、私にとっては人の少ない都内も含めて、休日というのは働きやすいタイミングなのです。

そんな年末に歯の詰め物が取れてしまい、年明け早々行きつけの歯医者に行って来ました。どうやら詰め物の下が虫歯になってしまっていたらしく、少し削ってことなきを得ました。ところが念のためにレントゲンを撮ってみると他の歯も詰め物の下が虫歯になって浮いていることがわかりました。実は歯医者にはこの繰り返しで通い続けており、せっかく治療をしてもしばらくするとこうなってしまう。

 

音過敏、におい過敏、触られるのが嫌な触覚過敏があるので、歯医者はとても苦手な場所。一刻も早く帰りたいのですが、思い切って聞いてみました。

 

「どうしてすぐに詰め物の下が虫歯になるのでしょう?」

 

すると意外なことがわかりました。

 

「噛み締めが強すぎて、その圧で歯が痛んで虫歯になってしまう。歯の噛み合わせも削れています。歯ぎしりもしていると思います。」

 

これを聞いて、ああなるほどと思い、とても落胆をしました。これは発達障害の典型的な特徴だと思ったからです。

生まれつきの脳の発達の偏りで、私はなかなか興奮のスイッチを切ってリラックスすることができません。常に前進緊張状態にあるのです。多くの過敏症を抱えていますから、ほんの少しの刺激で、緊張はより一層増します。いつから緊張症だったかというと赤ちゃんの頃からです。少しの音にも泣いて寝つきが悪かった。緊張症だったという母親の観察がありました。生まれてから40年以上の緊張状態にあって今の私に何が起こっているかというと、全身の痛み、部分的な筋肉の引きつり、歯痛、頭痛、下痢と便秘の繰り返しなど、本当に辛くてたまらない身体症状がたくさん出てしまっています。痛みからの不眠もあります。楽な状態を知らないので比較ができないのですが、もしも私の体と入れ替わったら、相当に辛いと思います。

 

もちろん、46歳ですから更年期など加齢の影響もあります。でも発達障害の特徴によって、より酷くなっているだろうと思えるのです。

 

さらに、私の生活環境が悪すぎる。長時間の通勤、家事と仕事の両立、妻母社長としてのパフォーマンスなど、それはそれはパワーを使います。社会と折り合いをつけることが難しい人が多いのですが、発達障害者でも評価されやすいのは、”過集中”という超集中状態になり大きな成果をあげることか、我慢に我慢を重ねて苦手なこともこなすかの二択だろうと思っています。個性を発揮して生計を立てられている人はほんの一握りというのが現状でしょう。私もとても恵まれていると感謝していますが、上手くやれている理由は、「過集中を仕事に使い、人とうまくやっていくために我慢に我慢を重ねている」、このことの産物なのです。

 

仕事でも葛藤はたくさんあります。作家なので文章を書くのが得意ですが、「得意=楽」ではありません。パソコンに長時間向かえば体は痛みますし脳は一層興奮します。講演も本当にたくさん経験させてただき、ご好評をいただいていますが、数百人の人に喜んでもらうための準備や現場での配慮は、こちらも全方位気を使います。一番辛いことは、わーっと盛り上げて欲しいと求められ、一方、情緒は常に落ち着けていて欲しいという、相反するこリクエストに応え続けること。

 

大げさかもしれませんが、「おとなしく戦ってください」と戦場に駆り出されている気分なのです。

発達障害者、それが小学生であっても、多分求められていることは「うまくやること」です。でももう一度思い出してください。今の社会の仕組みの中では、「うまくやること」は、「過集中と我慢の産物」であることが多い。それを子どもの頃からし続けた私の心身は、中高年になったいまボロボロです。刺激の多過ぎる生活の中で、普通でいることを求められると、こんなに痛い大人になってしまうことをぜひお知らせしたいと思いました。

 

長生きをしたいという願望があまりないのと、仕事によってたくさんのお金をいただいているので私はこれでもいいと思えています。でも、痛みを抱えて生きる人になりたくなければ、ぜひ生活への特別な配慮を真剣に考えた方が良いと思うのです。私は本当に長生きしたくないかな?もしもこんな痛みがなければ、こんなに苦しい毎日でなければ、もっと長生きしたいかもしれません。ライフスタイルを変えようかどうか、人として経営者としていま葛藤しているところです。

 

 

 

私が代表をつとめる恵比寿・広尾に位置する広尾88アカデミーでは、植物療法(フラワーエッセンス)、占術、スモールビジネスノウハウを学ぶことができます。たくさんの方が楽しく学び、指導者として成長をしています。私自身は発達障害を持つ経営者として、セミナー運営の他、出版、講演、テレビ出演などを行なっています。「アスペルガーですが妻で母で社長です。」5万部突破。「ザ・世界仰天ニュース」で特集されました。

アスペルガーと似ている状態には、認知症でも、貧血でも、老化でも、愛情不足でも、教育不足でもなります。薬があるわけではないので、生活習慣や人間関係の工夫など、共通の対策でずいぶん楽になります。私がお伝えする事に、「私と似ている」と思う事がひとつでもあれば、このブログはとても役立つはずですから、ぜひ継続して読んでください