こんばんは、寅吉の一週間の報告です。
まず、火曜の夜、中小企業家同友会の勉強会に参加しました。
そこで、「玉島おかみさん会」の代表の方のお話を聞きました。非常に前向きで素敵な方でした。
印象に残ったお話を2点紹介します。
一つが、街づくりなどを行う際に、男性は、計画書から入るが、女性は、とりあえず行動して、行動しながら考える。
だから、変化するニーズに対応しやすいとのことです。
もう一つは、
「断る」ことは、人との出会いをシャットアウトするため、大切にしている出会いができなくなる。
だから、今、行っていることで、自分でなくてもできることは、「削ぎ落とし」て身軽になっているとのことです。
土曜は、社会保険労務士会の「倫理セミナー」に参加しました。
我々、士業の仕事は、企業の内部情報などを知ることが多くなります。
また、個人情報など、データの流失事故も増加しています。
1人の人間の不適切な行為が、その士業全体の品位を失墜することがあります。
したがって、守秘義務など、高度な倫理観を要求されていることを改めて自覚する必要があります。
ちなにみに、その夜は、岡山の中小企業診断士仲間や、商工会の経営指導員達との宴席でした。
みんな、中小企業支援に燃えていますので、熱く語り合えました。
日曜日は、赤穂市の牡蠣まつりに行ってまいりました。
赤穂線沿線は、毎週、何処かの地域で「牡蠣祭り」を実施しています。
当日のすごい人で、天気が良かったのも相まって、直売所の牡蠣は、10時半頃には売り切れたようです。
こういったイベントでの売上も大きく落ち込んでいたようですが、少しは回復傾向にあるのかなっという感じでした。
本日は、職場の研修で歴史家の加来耕三氏の「幕末に学ぶ転換期のリーダーシップ」という自治セミナーに参加しました。
「その時歴史が動いた」などで、ユニークな解説をされている加来先生のお祖父さんは、太平洋戦争のミッドウエイ海戦で、他の空母が沈む中、孤軍奮戦した空母飛龍の加来艦長です。
先生は、歴史に奇跡や偶然はない。大河ドラマや歴史小説にだまされず、正しい歴史を学び、立ち止まって考えることで未来を予想できると言われました。
キーワードは、「右手の法則と左手の原理」と「未発の発芽」です。
ニュース番組などを鵜呑みにするのではなく、隠れている真実を見て、決断するときに、過去の似たような事例を思い出すこと。
全ての答えは、過去にあるから、前兆現象を常に捉えること。 でした。
先生の主な著書に、「新参謀学」や「後継学」など、経営学に通じる書籍も多く、独特の切り口で出版されているので一見の価値はあると思います。
追伸
商業界という雑誌をご存じですか?
マーケットの月刊誌で、1月号に「江戸のしぐさ」と言う記事がありました。
働く個人や自己実現に着目した能力開発や、従業員を経営のパートナーとして遇する参画型の経営が、欧米では、せいぜい60年前に斬新なマネジメント論として登場してきたが、日本では、140年以上も前の江戸時代に経営者と従業員が心を一つにして磨く人間力や、正しい仕事と生き方を統合させる働き方こそが事業の繁栄と安定を導くとして商人が先導して世界に誇る信頼社会を作っていたようです。