こんばんは。UCGのTAKUです。
先日、とある小規模会社の会長様と2時間ばかりお話させて頂く機会がありました。
色々と”ため”になるお話をたくさん聞けてすごく1日が充実したのですが、
その会話で印象的だったのが、「後継者の創造と育成」でした。
ご子息が社長をされていますが、会社に無理やり入れたのではなく
ご子息が自ら入社させてほしいと言ってきたそうです。
入社動機は「お父さんのようになりたいし、お父さんを超えたいから」
会長様は、ご子息(現社長様)が小さい頃から仕事をして自分の喜ぶ顔を常に見せるよう意識されてたそうです。
辛い態度を見せたり愚痴をこぼしたりして苦しむ姿を見せてばかりでは、
「社長って大変でしんどいだけだ。雇われているほうがまだマシだ。」と思われてしまい
ご子息(現社長様)が夢や希望といった理想を追わないようになることを勿体無いと思ったからだそうです。
また、今でも絶対されていることらしいですが、必ず人前でご子息(現社長様)を褒めちぎるそうです。
「まだまだ俺には到底及ばない」とか「器が小さくて困る」なんて言葉を人様の前では言ったことがないそうです。
「人前で貶されたら萎えてやる気なんかおこさんようになるやろ」
「必死に頑張ってるんやから、ここは謙遜なんかせんでも正々堂々と凄いやろって言ってやりたい」
と会長様はおっしゃるのです。
更に、「欠点や悪いところは二人だけになって指摘してやればいいです。ここで親子の会話もするんや」とも。
そりゃ、社長様をはじめ従業員のモチベーションは高いよなぁ、この会社の業績が良いのはある意味当然かもなぁと思いました。
事業承継問題の解決の糸口を見つけたかのような感覚におそわれました。
「親の背中をみて育つ」とは言ったものですが、背中の見せ方が素晴らしい!
若手の創業社長様、是非参考にして頂けたらなぁと思います。

