トヨタ自動車 「軽」参入 | UCG梅田コンサルティンググループ

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こんにちは。


すっかりご無沙汰してしまった官兵衛。です。




先週はUCGメンバーと岡山に行ってきました。


詳しくは官兵衛。の個人ブログを見てください。


http://ameblo.jp/armms/entry-11026644076.html



今日は、トヨタ自動車が軽自動車に参入したことについて書いてみます。



トヨタ自動車が、今まで参入していなかった「軽」に参入することになりました。



トヨタグループとして、軽・小型を担うダイハツ、トラックを担う日野、そしてトヨタというように棲み分けがなされていました。



あえて(?)軽自動車に参入した理由はなんなのでしょうか?



ピクシス(なにやらプリンターみたいな名ですが)という名の「軽」をトラックとバンを含めて、年間6万台の販売を目指していますが、日本の軽自動車の販売台数は年間約163万台です。



参入してシェア3.7%、8社中7位という地位になります。



グループは別として、トヨタ単体で軽でもトップを狙う意気込みでもなさそうです。ダイハツからOEM供給として販売しますが、高級車と違い1台当たりの利益の低い自動車ですから、利益率を上げることにも寄与しなさそうです。



ちなみにダイハツの売上総利益率は13%程度です。



外部環境の変化として、消費者が小型車・低燃費車を求めるニーズが高まってきていますが、なかでも、小型車と軽自動車の性能の差がなくなってきていることから、軽自動車を購入する消費者が増えてきていることが挙げられます。



つまり、現時点では、軽をもたないことで



 ・軽自動車を購入する消費者からの候補にも挙がっていないこと


 ・軽自動車または小型車を購入しようと考えている消費者を、小型車でしかクロージングできない



という弱みがあります。



「軽」というラインアップをもつことによって、上記の弱みがなくなることに加え、複数台所有する個人・法人へのトータルサポートも可能になってきます。



車を購入する人への入り口を増やすだけで、更なる顧客の囲い込みが出来そうです。

これが軽参入の狙いでしょうか。



みなさんのビジネスの中で、なにかひとつ広げるだけで、新規顧客が獲得でき、その後、既存商品・サービスにつながるようなものはないでしょうか?


あれば取り入れてみるのもいいですね。





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