京阪電鉄の祇園祭キャンペーン用ポスター等で、イメージキャラクター「おけいはん」の浴衣の帯が上下逆向きになっていることが問題になっているとか![]()
京阪電車側は「現代風を意識したおしゃれの一環」と主張しているとのことですが、京都の呉服関係者からは「あり得ない」「お粗末」という手厳しい声が出ているそうです。。。
もちろん、「若い人は自由でいいのでは」という容認の意見もあるそうですが、如何なものでしょう?
京都というところは、他府県の方には伝統を重んじるイメージが強いかもしれませんが、かなり革新的だったりもします。あらゆる面においてその時代時代に合わせて柔軟に対応してきた、それが京都が1000年以上都として存在し続けられた理由なのではないでしょうか。
実際、今では「古い伝統的なもの」と解釈されているものでも、創出された時は「こんなもの…」と絶句され、非難轟々だった聞くものがたくさんあります。
そう考えると、今回の件も「別にいいのでは」と思われるかも知れません![]()
しかし、そう単純なものではない気がします![]()
それは、使われている帯の模様―「青海波」といわれるものなのですが、日本の伝統的な吉祥柄です![]()
吉祥とは「よい兆し」という意味で、この「青海波」には厄払いの意味があります。
つまり、これを逆に結ぶということは、極端にいえば厄を呼び込んでるということになり。。。![]()
スタイリストも京阪電車の宣伝担当もそれをわかってやったのか???
おそらくNOでしょう。。。
…今風に崩すにしても、何をしてもいいというわけではなく、守らなければならないラインというか疎かにしてはならない一線があると思います
デザインや見栄えといった表面的なことではなく、その背景にあるもの、先人たちの思いに敬意を払わないアレンジは冒涜以外の何ものでもないのではないでしょうか![]()
そして、逆に、そういったことに細心の配慮を行って実施された改革こそが本当のイノベーションであ
り、京都の産業や文化を1000年に渡って支えてきた柔軟な発想とはそういうことなのではないかと個人的には思ったりします。