宮城県仙台市で活動している オンライン英会話受講者専門学習コーチ 内海(うつみ)です。コロナとは関係ないのですが、オンライン専業でやっています。
↓は ビジネス英語に特化した英会話スクールのレッスン動画です。
テーマは "Don't worry about it."。このフレーズ自体は、状況をイメージしながら何回も発音すればすぐにマスターできます。
この動画を見た後で、私は新しい発見をしました。それは、 "It's OK." の it と "That's OK." の that が持っている「機能」の違いです。
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どういうこと?
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さっそく、2つのパターンで「機能」の違いを見てみましょう。
■動画で紹介されていた例文
A. I'm sorry, my train was delayed. Am I late?
B. It's okay, you're just in time!
このパターンでは、Aさんは時間ギリギリながら間に合っているので、Bさんは「大丈夫、遅れてませんよ」と答えています。ここの It は 「現在の状況」を表しています。
■私が作った例文
A. I'm sorry, my train was delayed. Am I late for the conference?
B. Yes, but that's OK. The keynote speaker just arrived here about 10 minutes late.
このパターンでは、「会議に遅れてしまった」のは事実ですが、「基調講演のスピーカーも遅れて到着したので(実質的に)問題ないですよ」」と言っています。 ここの that は「すでに発生した事実」を表しています。
このように、状況が少し違うだけで it になる場合と that になる場合があります。"It's OK." と "That's OK." の使い分けで迷っていた人は、少しスッキリしたのではないでしょうか?
ちなみに英会話では発音も重要ですが、それ以上に大事なのが自然な抑揚やリズム。ここが適切でないと、意図は正しく伝わっても自然な英語には聞こえないことがあります。今回の2つのフレーズでは、"It's OK." は上り調子で、"That's OK."は下り調子で言うと自然な感じになります。