今夜は米連邦公開市場委員会(FOMC)だ。30日の午前3時にFOMCの結果が公表され、午前3時30分からウォーシュFRB議長の記者会見が行われる。
Fed Watch(29日時点)をみると、政策金利のFFレートが現行の3.50-3.75%に据え置かれる確率が70.6%、0.25%の利上げの確率が29.4%となっている。依然として、約3割は利上げを見込んでいる。利上げとなれば、サプライズ感もあり、ドル買いの反応が強まるだろう。
前回、(6月16・17日)のFOMCでは、ドットチャートが公表され、これまでの年内1回利下げから利上げ予想に転じた。ウォーシュFRB議長の記者会見を聞いていると、思ったよりタカ派寄りの印象はあったが、方向性を示唆するような発言には慎重だった。このことが今回のFOMCの不透明感を高めている。
直近の米雇用統計、米消費者物価指数は、雇用情勢、インフレの落ち着きを示す内容だった。ただ、米10年債は心理的な節目の4.5%を超えている。米国に限らず、金利上昇は続いており、インフレ警戒感は世界的に根強いようだ。
そのような中、先日の高市首相の「インフレから脱却が出来ていない」との発言は、極めて異質なものを覚えた。今夜のFOMCで、サプライズ利上げが実施されれば、円売りで圧力が強まる可能性がある。相変わらず値動きの悪いドル円だが、今夜は注意しておきたい。
