金曜日のNY外為市場は、表面上は通常通りだが、前日の感謝祭から連休を取っているディーラーが多く、開店休業状態だった。
今週のドル円相場をみていて思ったが、ブログの方にも書いたように円買い材料の賞味期限が短い。日銀の利上げに関する報道などから円高となっても、気が付くと戻っている。今週のドル円の週足は陰線となり、直近の上昇に対する調整場面のように見えるが、マーケット自体は、まだ円売りポジションが多いと推察する。まだ、上値余地があると考えている市場参加者が多いのだろう。
来週だが、月曜に植田日銀総裁の講演がある。同講演では、円安をけん制する発言が出るだろう。また、12月の日銀金融政策決定会合で利上げを示唆することも考えられる。そうなれば、マーケットは一時的に円高に振れるだろう。
注目したいのは、植田総裁が、中長期的な利上げ見通しを示すかだ。これまでのようにデータを見ながらといった発言を繰り返すようなら、日銀は利上げに消極的とみられ、高市政権による積極財政政策が進む中、円安への思惑が一段と膨らみそうだ。
11月30日からの一週間の主な政治経済イベント
—【30日】—————————————————————
中国製造業購買担当景気指数(PMI)(11月)
—【01日】—————————————————————
植田・日銀総裁 講演
中国レイティングドッグ製造業購買担当景気指数(PMI)(11月)
ナーゲル・独連銀総裁 講演
トルコGDP(3Q)
スイス小売売上高(10月)
香港小売売上高(10月)
仏製造業PMI確報値(11月)
独製造業PMI確報値(11月)
ユーロ圏製造業PMI確報値(11月)
英製造業PMI確報値(11月)
米製造業PMI確報値(11月)
米ISM製造業景況指数(11月)
ディングラ英金融政策委員会(MPC)委員 講演
—【02日】—————————————————————
豪経常収支(3Q)
豪住宅建設許可件数(10月)
パウエル米連邦準備理事会(FRB)議長 講演
英ネーションワイド住宅価格(11月)
南アGDP(3Q)
ユーロ圏消費者物価指数速報値(11月)
ユーロ圏雇用統計(10月)
ドレンツ・スロベニア中銀暫定総裁 講演
ボウマン米連邦準備理事会(FRB)理事 議会証言
—【03日】—————————————————————
豪GDP(3Q)
トルコ消費者物価指数(11月)
トルコ生産者物価指数(11月)
スイス消費者物価指数(11月)
ラガルド欧州中銀(ECB)総裁 講演
仏サービス業PMI確報値(11月)
独サービス業PMI確報値(11月)
ユーロ圏サービス業PMI確報値(11月)
英サービス業PMI確報値(11月)
ユーロ圏生産者物価指数(10月)
レーン欧州中銀(ECB)専務理事(チーフエコノミスト) 講演
米MBA住宅ローン申請指数
米ADP雇用統計(11月)
米輸入価格指数(9月)
米鉱工業生産・設備稼働率(9月)
米サービス業PMI確報値(11月)
米ISM非製造業景況指数(11月)
ラガルド欧州中銀(ECB)総裁 講演
マン英金融政策委員会(MPC)委員 講演
—【04日】—————————————————————
豪貿易収支(10月)
スイス雇用統計(11月)
コッハー・オーストリア中銀総裁講演
南ア経常収支(3Q)
ユーロ圏小売売上高指数(10月)
米新規失業保険申請件数
レーン欧州中銀(ECB)専務理事(チーフエコノミスト) 講演
カナダIvey購買部協会指数(11月)
—【05日】—————————————————————
日本勤労者世帯家計調査(10月)
日本景気動向指数(10月)
独製造業受注指数(10月)
仏経常収支(10月)
仏鉱工業生産指数(10月)
仏貿易収支(10月)
ユーロ圏GDP確報値(3Q)
カナダ雇用統計(11月)
米ミシガン大学消費者信頼感指数速報値(12月)
米個人所得・支出(9月)
※詳細はこちらのサイトで確認ください↓↓↓
https://ing.forexnote.jp/calender.php
