<6月26日のポイント>160円乗せ目前 | 佐藤りゅうじの今宵もうっしっし~

佐藤りゅうじの今宵もうっしっし~

FOREXを中心に、マーケットの鼓動をお伝えします

ドル円は先週金曜日、5月の米PMIをきっかけに、これまで上値を抑えてきた158円台を突破し、159.82付近まで上値を伸ばしました。2カ月弱を掛けての台替わり。一気に160円台に駆け上がるかと思いましたが、どうにも160円目前は売りが多いようです。
 

介入警戒感があるのでしょうね。値動きが緩慢になってくると、介入の理由となるスムーズオペレーションという言い訳ができなくなってきます。こうやって時間を掛けているうちに159円台の値固めや価格に対する慣れが生じてきます。
 

いまのところ、今回の円安局面を主導しているのは、NY勢です。NY時間に入ると、買いがどこからともなく出てきます。欧州はちょっとへそ曲がりなので、押す場面があります。欧州円売り、NY円売りとなると相場が大きく動きそうです。また、NY勢が円買いに転じた時は注意したいです。
 

中期的みると、160円台に乗せても、値動き悪くなったりする場面もあるでしょう。また、上げ下げもあるでしょうが、プライスが消えるようなら値動きにならなければ、162円台くらいは視野に入れてもいいかなと思っています。
 

日米の10年債をみると、金利差は縮小していますが、スワップ金利は短期金利で計算します。短期金利については、ややそれほど縮小していません。むしろ拡大している日もあります。まだ、押し目を拾う作戦でよさそうです。
 

FOREX NOTE 2024 為替手帳 好評発売中