〈雑感〉ドル安は長期化、金の史上最高値は単なる通過点 | 佐藤りゅうじの今宵もうっしっし~

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FOREXを中心に、マーケットの鼓動をお伝えします

ユーロドルが1.16台にしっかり乗せてきました。7月10日からの昨日までの10営業日で陰線は16日の一日だけです。非常に強いトレンドになってきました。昨日は、1.1600で切り返されるかと思っていたのですが、NY時間にドル売りが強まりました。これで。1.18台も射程に入ってきました。昨日も述べましたが、年内1.2000と考えているのですが、案外、早いかもしれませんね。

 

そして、ゴールドはあっという間に1900ドル目前です。史上最高値が2011年9月の1920ドルなので、もう時間の問題かと思います。そして、単なる通過点でしょう。現在、米連邦準備制度理事会(FRB)は、超緩和政策をとっており、ドルの減価が進んでいます。それが、今回のドル安の正体です。また、トランプ政権は、今月中にも第4弾となる財政出動を決定するようです。

 

新型コロナウイルスが収束の気配を見せない中、緩和政策、財政拡大の政策が終わることはなく、また、収束しても景気が立ち直るまで数年はかかるでしょう。2022-23年くらいまでは、ジャブジャブのマーケットとなりそうです。このため、金相場は、ボラティリティは高くなり、急落場面もあるでしょうが、大きな流れとしては、上昇基調が続くでしょう。2200~2300ドルくらいはあるとみています。その意味では、ユーロドルの上値も、まだまだありそうですね。