ユーロが強いですね。EU復興基金の合意で欧州は、新たなステージに入りました。
今回の合意は、歴史的な出来事であり、欧州の信認が一気に高まった瞬間でした。ユーロドルの値動きはそれを物語っています。
きのうのユーロドルは、1.1601まで上昇し、2018年10月16日以来の高値を付けました。その後、やや押されていますが、1.1565付近が支持になっています。
昨日の欧州時間では、1.1500の節目が支持になっていたので、押し目を作りながら、上昇しています。以前、年内に1.2000ドルを試すと述べましたが、ゴールドの上昇をみると、案外、早いタイミングで1.2000もありそうです。
市場全体としては、円を除いてドル全面安となっています。この流れの中で、円だけいつまでも買われないことないとみており、107円台半ばが戻り売りで引き続き対処をしています。
ただ、最近の貿易収支の赤字転落をみると、長期的な視点としては、円は売られそうです。まぁ、まだ、少し先の話にはなるでしょうけど・・・。その時の、日本を考えると、ちょっと怖いです。
その時も、各国が緩和政策を継続していれば、金はさらに上昇しているでしょうから、円建ての金価格は、面白いことになっていそうです。