注目されたECB理事会は、「必要に応じQEの規模拡大」との文言が削除された。これを受けて、ユーロドルは1.24半ばまで上昇したが、ドラギ総裁会見では、買いが続かず、いまのところ1.23台前半まで下落している。
このあと、トランプ米大統領の輸入関税を命じる大統領布告への署名が控えていることから、ポジションを外しているのかもしれないが、売り圧力が強い。
まぁ、おととい、フライング気味に1.24台半ばまで上げたせいも、あるだろう。きょうのECBの内容で、おとといの水準をクリアに上抜けないなら、一旦、手じまいに動くだろう。
トランプ大統領の署名に加え、明日は雇用統計もある。一旦、出直しというところだろう。
しかし、ドル円のこの動きの悪さはなんだろう。相当シコっている玉がありそうだ。下値のターゲットは101円台、2016年11月の大統領選後の大荒れの11月9日の安値水準とみている。
3月9日の主な政治経済イベントは以下の通りです。
10:30
中国2月消費者物価指数(前年比)
事前予想:2.40%(前回1.50%)
中国2月生産者物価指数(前年比)
事前予想:3.80%(前回4.30%)
正午前後
日銀金融政策決定会合
15:30
黒田日銀総裁 記者会見
18:30
英1月鉱工業生産
事前予想:前月比1.30%(前回-1.30%)
事前予想:前年比1.70%(前回0.00%)
英1月商品貿易収支(英ポンド)
事前予想:-122億(前回-135億7600万)
英1月製造業生産
事前予想:前月比0.20%(前回0.30%)
事前予想:前年比2.80%(前回1.40%)
22:30
米2月失業率
事前予想:4.00%(前回4.10%)
米2月非農業部門雇用者数変化
事前予想:20万(前回20万)
米2月平均時給
事前予想:前月比0.30%(前回0.30%)
事前予想:前年比2.90%(前回2.90%)
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