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Decision

決心しなければいけない瞬間は誰にでもある。恋愛でも、仕事でも、生活のなかでも、2つのうちのどちらかに決めなければいけないときがある。その瞬間、私はどうするのか? 

「放射線科に行かれたんですね?」

はい、行きました。

「で、どうでした?」

12月1日にもう一度行くことになりました。
そこで、放射線治療を受けるかどうか決めることになりました。

先生、放射線科の先生はどんな方なんですか?

「何かありましたか?」

私、あの先生とは合わないような・・・
ひどい言葉を使われるし

「う~ん、医者と患者で合わないことはありますね」

あの先生が放射線を当てられるなら受けたくないと感じてます

「う~ん、でも治療はされた方がいいです。
 たぶん、診察をする先生と放射線をあてる先生は違うと思いますよ。
 放射線を当てるのは放射線技師の人だと思います。
 もちろん、指示は先生がされると思いますが」

そうですか・・・

「今度行かれたときに、看護婦さんに聞いてみてはいかがですか?
 治療はちゃんと受けた方がいいです。
 後遺症の心配も分かりますが、あなたの場合、再発の可能性は極めて高いですし
 それより転移する可能性を少しでもなくさないと」

分かりました。
受ける気持ちではいます。


眼科の先生がこの人で良かった。
たぶん、きっと、これからも長い付き合いになるだろうし
信頼できるのが一番大切
4年前の先生の下の立場で働いていて
先生が他の患者に時間をとっていたとき
「その方は忙しいから、結果と手術の説明をして」と言われ

「悪性の癌です。すぐ手術をしたほうがいいです」と
私に気遣いながら、とても優しく説明してくれたお医者さん。

その人が今の主治医。

先生の指はとても細く、
いつも少し冷たい
その少し冷たい指が私の瞼に触れると
なぜか、安心して治療を受けられる

先生の言葉を信じて
12月1日まで23日間
何も考えずに過ごそう
9:30
放射線科へ。

予約をしていなかったので待ち時間が長い。

どのくらい待っただろう。

ようやく名前が呼ばれ、放射線か第2診察室へ。

前の医者かどうか覚えていない。

どうぞ、といわれ座った途端・・・

「で、放射線治療はされるんですか?」

え?
なんだこの質問は?

戸惑いを隠せないまま

まだ迷っているんです。
なかなか決心ができなくて。

そう言ってしまった。

正直な気持ち。
でも、それが悪かったのか・・・

「どうするんですか?」

また動揺を誘う言葉

どんな後遺症があるか分からないし
そんな簡単には決められませんよ

ちょっと言葉がきつくなってしまった。

「決めてから来てください。迷惑なんですよね。キャンセルとかされると」

え?

この人は、誰?
医者?

確かに以前キャンセルはした。
でも、急ではなかったはず。
予定までには1ヶ月はあった。

なのにこんな言い方されるの?

あの、そんなスタンスなんですか?

「はい」

はい?
なんじゃこいつは?

でも、やけどみたいになってそれが数ヶ月ひかなかったり
腫れが何年も続いたりした人もいると聞きます!
そんな説明ないじゃないですか!

「誰がそんなこと言ったんですか? 聞いたことがない」

経験者です。
同じ治療をした方がブログに書いていますよ。

「後遺症は人それぞれです。受ける回数にもよりますしね」

その方の方が少ない回数でした



「で、受けるんですか?」


・・・


あり得ない。
と思った。

「12月1日に予約しておきますから、それまで考えてください。
 それで決めたら来てください」


あまりにも冷たい対応に何も言えず
診察室を出た


なんか情けなくて、悲しくて、悔しくて。

病院内に設置されている「意見書」という紙を取り
文句言ってやることだけを決心して病院を後にした。

何であんな言われ方をされなければいけないのか
私は何をしたんだ
あの医者に恨まれることでもしたのか

わけが分からず
イライラ、イライラ

ダメだ
考えるのは止めよう
こんな時に考えてもいい考えは浮かばない

でも

悲しい
10月3日に検診に行き、
放射線治療をまた先に延ばし
病院を出た途端、後悔したまま
晴れない気持ちで今日までいた。

そして、今日予約なしで病院へ。

10時に受付を済ませ、2時間くらいかなと思っていたら
3時間なっても名前が呼ばれない。

看護婦さんに「何番目でしょう?」と聞くと
まだ9人目だと。
「予約の方が優先なので・・・」ともうしわけそうに説明してくれる。
ここの看護婦さんは本当に優しい。

待つべきか、帰るべきか悩んだ。
せっかく決心してきたのに、帰ったらまた揺らいでしまう。

その看護婦さんに事情を説明した。
すると「分かりました。先生に聞いてみます」

それから、5分。

先生は、ちゃんと紹介状を書いておくので明日以降に放射線科を訪ねるようにと言ってると。

「分かりました。ありがとうございます」

良かったのかも知れない。

先生の顔を見たら、また前回のように延ばしてしまったかも知れない。

明確な決心ではないけど、
2回目のキャンセルは許されない。
今週中に行き、放射線治療の予約をしよう。

小さいけど、決心できている間に。