ああ、そはかの人か 、
・・・
あにさん寒かろう?
おまえは寒かろう?
生えた霜だけ
痛々しいので、
寒い寒いと泣いた喉
そのの奥がひっそり凍り付く
頭のつららは離れない
沼は凍って
亀も眠って
魚は沈んで
藻が固まって、
たったひとつの布団もとられて
小さな兄が
小さな兄と
お互いひっそり聞くのです
あにさん寒かろう?
おまえ寒かろう?
そこに立っているそはかのひとと、
そこに立っているそはかのひとと、
返事を待った
待ちぼうけ
待ち人遅く来たりて来る笑う
兄さんひっそりくすくす笑う
喉の奥
引きつった
凍り付いた
鳴き声の、・・・
不気味に思って笑うのを止めた
ああそはかのひとが離れていった、
知らないものだけ張り付いて、
氷がだんだん尖って消えた
あにさん寒かろう?
お前は寒かろう?
まったくあなたが冷たい人だ。
それでも兄弟なんだから、・・・
ちょっと、少しでも
火をおくれ
火でもなければ憎らしい
この憎しみが生えていっても
眠りのなかには戻れない。
あにさん寒かろう?
おまえ寒かろう?
ああそはかのひとか、まだか
(vendredi,23,mars,07)