半年ぶりに行った大学病院。

すっかり様変わりしていた。

 

24歳で発病して25歳から35歳までの間

7回入退院をしたこの病院。

 

目を瞑っても、どこに何があるのか

隅々まで熟知していたのに、リニューアルしてしまった。

 

当時大部屋で

 

年末年始も帰れない

「若いのに可哀想」な患者に

 

医師も看護師も

やたら優しくしてくれて

禁止されていた電気ポット、

オーブントースターの持ち込みを許されていた。

 

電気ポットで沸かしたお湯でブルマンコーヒーを淹れて、

大部屋で振舞い

オーブントースターで餅を焼いて食べた。

 

そもそも病院で特別扱いされるのは

重症だからで

決して喜ばしいものではない。

その後

無菌室に入った同年代の患者さんに特別扱いが移って

私は放置された。

仲良しの先生に理由を訊いたら

「彼女は二度と無菌室から出て来られないから。」

 

言葉が、出なかった。

 

医学の進歩で

完治が難しいとされていた私の病気が

すっかり良くなり

 

半年毎に検査をしている。

これは再発早期発見の為。

 

重症だった時は

病院へ行くのが

ちっとも苦にならなかったのに

今は面倒くさい。

 

元気な証拠だと

神さまに感謝している。