「お餅、買わなきゃ。
お年玉はどうするの。
おせち、買いに行くでしょ。」
いちいち答えて、へとへとだ。
「お餅は、母が買い込んだサトウノキリモチが
大量にあるので買わない。
お年玉は昨年、母がやりたくないと宣言したから、しない。
おせちは、愛犬が落ち着いたら、一緒に買いに行く。」
この答えを、朝からずっと
大きな声で
滑舌良く
怒鳴っている。
その度、寝ている愛犬が顔を上げるので
優しく、ごめんねと謝る飼い主。
とうとう母がキレた。
「わからないから訊くの。我慢して!」
おやおや。
前から思ったら
ずいぶん頭がしっかりしたね。
でも、難聴の母にわかる様に答えるには
やっぱり怒鳴る必要がある。
普通に話したら、まったく通じない。
そうそう
おせちは何も考えずにいたら
お隣の叔母から
「ちゃんと用意してお母さんに食べさせてあげなさい。」
と言われたので、急遽準備することになった。
デパートは既に予約終了だったのと
そもそも31日にデパートに受取に行くなんて無理だった。
近所のスーパーで
蒲鉾と黒豆とお煮しめの材料を買えばいいかな。
やれやれ。