夕方、デイサービスから帰宅した母と入れ違いに、

買い物に出掛けて、30分程で帰ってきたら

母が冷蔵庫の前で何やら騒いでいた。

 

覗くと

ドアポケットにあった飴の空袋の中に

生卵を10個

ギュウギュウに詰めていた。

卵を入れる所には入れないで

なぜ、不安定な飴の空袋に入れた?

 

卵はいつも切らさないように、買ってあるが

まだ、前に買った卵が残っているので

開封せずに

冷蔵庫にしまっておいたのだ。

 

それを説明すると

出た。

お決まりのセリフ。

「もう一緒に暮らさない方がいいね。」

 

はいはい

ひとりでやってください。

 

たちまち、デイサービスも行けなくなるでしょうよ。

食事も作れないで、お茶さえ淹れられない。

水飲んでるよね。

寒くなっても、何着ていいか分からない。

化粧水と歯磨きの区別もつかないで

 

ここまで書いて

母がかわいそうになった。