愛犬が12歳を過ぎた夏

寝る前に何回も外へ出ては

トイレもせずに、ふらふらして、

家の中に入ると、また外に出ると言う。

言うわけではなく、

リードがある場所へ行っては、飼い主に訴えるのだ。

 

冷房をつけると

気持ちよさそうに寝てくれるので

 

それ以来

夜間の冷房をつけるようになった。

 

しかし、部屋が狭いので、消音にしても

音がうるさくて

人間が眠れない。

 

おやすみタイマーをつけて、なんとか寝ている。

 

次の年の夏は

愛犬が、ギャン吠えして

冷房をつけろとアピールするようになって

 

その次の年は

冷房のついている部屋でしか過ごさないようになった。

 

今年15歳になって

散歩は家の前を数回往復して終わり

昼も夜もほとんど寝ている。

 

幸い、病気ひとつしていないが、

たまに飼い主が冷房を消していると

がばっと起きて

回っていない扇風機の真ん前に行って、ハアハア。

ごめん、ごめんと扇風機を回すと

顔をくっつけたまま、動かないので、

急速冷房をつける。

 

犬の冷房適正温度は25度というが

25度だと、愛犬は寒がるので

27度にしている。

人間もちょうどいい。

 

愛犬健康第一の我が家では、

電気代を勿体無いと騒いでいた母も

ピタリと言わなくなり

寝る時

自室の冷房をつけるようになったのも

よかった。