「昼ごはんをたくさん食べたのだから、夕食は要らないよね」と

母も頷いていたのに

夕方になると

「お夕飯どうするの」と言い出す。

だって、お腹空いてないよね?と聞けば

「お腹は空いてないけど、夕飯は食べる。」と

わけのわからない事を言う。

目を離した隙に

炊飯器のスイッチをオンにしてしまった。

 

私は作る気がないので

無視していたら

「お菜を買いに行ってくるけど何を買うの?」

出かける気満々。

 

今から出たら、また遅くまで帰って来ないでしょ!

 

仕方ない。

 

シュウマイを作るため

みじん切りの玉ネギと豚挽肉と、調味料を混ぜている私の横を

「はいはい、uちゃんは忙しいからこっちで待ってましょ。」

犬に話しかけている。

 

手伝ってくれよ。

キャベツを一枚ずつ丁寧に洗ったら

蒸し器に注水してプレートに広げてください。

私が手をベタベタにしながらシュウマイを作っているのに

決して手伝おうとしない。

そのくせ、終わる頃に

「手伝うことある?」

 

キャベツを冷蔵庫に仕舞うのをお願いした。

 

犬もちょうだいアピール炸裂だし

母に食事を先にしてもらいながら

犬にもごはんを食べさせる。

キッチンと行ったり来たりで忙しい。

 

いつもより支度するのが遅かったので

全部終わったら夜8時半だった。

 

満腹の母は食後のコーヒーは要らないと言って

寝支度を始めた。

洗い物をしている私に

「お風呂まだかしら?」

 

自分でやれ。