お昼前になると、決まって外出の支度をする母が

「⚫︎⚫︎の道を行くと

たくさんお店があるんだって。

一緒に行かない?」

行ってみたい場所があるようだ。

ひとりで外出して、

また帰って来られなくなると困るので

同行してみた。

シルバーパスでバスに乗るのかと聞いたら、歩くと言う。

 

二人でテクテク並んで歩くこと30分。

とうとう母は疲れて、座りたいと言い出した。

 

目についた中華屋さんに入って、二人とも同じものを注文する。

醤油のワンタン麺と杏仁豆腐。

美味しかった。

 

店を出るとすぐバス停があったので

帰りはバスに乗った。

 

帰宅したら愛犬と散歩に行こうと頑張る。

疲れてないのか。

ひとりで自分のペースで歩きたいと言い出した。

最初、一緒に行こうと言ったのは、あなただよ!

 

時計を見たら午後1時30分。

今日は午後来客があるから、と母を引き留めて、お茶の用意をする。

 

一日中、母に振り回されている。

 

実際、来客中

母がきちんとお茶を淹れて出してくれたのにびっくりした。

つい、頭から言ってしまう自分を大いに反省した。

 

私より、よっぽどしっかりしている。

 

また明日も母のお供をしようと心に誓ったのであった。