パートで終わるチャイムと同時にダッシュ。
電車から降りたらどこにも寄らず一目散に帰る。
真っ先に見るのは犬のフードボウル。
ドライフードにハンバーグのカケラがまぶしてある。
「絶対ダメだから!」
ゴミ箱へ投げ捨てた。
母が憮然とした表情で、納得が行かない様子だ。
なぜわからない?
ハンバーグは犬にあげてはいけないの!
大声で言う私はへとへとだ。
「私の犬だから、私があげるから構わないでください。」
「こんなに面倒見て怒られるならこれから一切やらない!」
激怒する母だが、1分も経たないうちにまた何かをあげようとする。
人間の食卓を眺めながら
「何なら食べられるかしら?」
「ここにはないの。犬だから、人間の食べ物はあげないの。」
この説明を何十回しただろうか。
決して聞き入れては貰えないと分かっているけど、言わずにはいられない。
毎日この調子だ。
来年退職するまでの数ヶ月、もつだろうか。
ところが休日
私がスーパーに買い物に行っている時、
母が犬に惣菜コロッケを食べさせていた。
見つけてすぐ捨てたら、また側で口惜しそうにしている。
口惜しいのはこっちだ。
1日2回、バスに乗ってフラフラお出かけして。
こっちは忙しい中、あなたが食べちゃったモノを買いに走っているのに
冷蔵庫のバナナ、
食パン、明日の分が無いよ。
ヨーグルト、牛乳、犬にササミ、何もないから買いに行ったのに、
その隙に帰ってきて犬にコロッケですか。
惣菜コロッケなんか買わなくていいんだよ。
たまに料理すれば、なんでも油炒めで
お汁のために買った小松菜、350円もしたブロッコリー、白菜、最後の玉ネギ、昨日のハンバーグの残り、油でギドギド、おいしくないです。
勿体無いです。
鰹節でお出汁をとって小松菜入れたら美味しいお汁ができる。
ブロッコリーは茹でただけで十分美味しい。
ハンバーグはチンすればよかった。
白菜はお昼のタンメンの上に乗せたかった。
最後の玉ネギは何でも使える万能野菜。
数年前までは料理上手で
ホワイトソースも手作りで何でも美味しかったのに。
こんなに変わるものなのか。
かなしい。