夜、9時過ぎ

寝ていた母が「足が攣った。痛くて歩けない。」

と四つん這いで出てきた。

 

ようやく立ち上がり、大きく息を吸ったらそのままトイレへ。

苦しそうな声が聞こえる。

 

救急車呼ぶレベルか。

 

大きな生あくびと、吐き気、熱中症だ。

 

買い置きしてあった「オーエスワン」をコップに注ぎ

「ちょっと舐めてみて」と勧めた。

最初は嫌がるが

「とにかく舐めてみて!」母の口に持って行く。

 

ひとくち舐めたら、母の顔が変わった。

「甘い。もっと飲んでみる。」

 

熱中症じゃない時に飲むと、不味く感じるこのオーエスワンが

美味しく感じる。

もうひとくち、もうひとくち、と飲んでいくと

あら不思議、生あくびが止まった。

吐き気もない。

 

前に知り合いの看護師さんに教えてもらったのだ。

熱中症の患者が救急車で搬送されると

若い人は点滴すると歩いて帰れるが、

お年寄りはそうはいかない。命取りになることもある。

 

でも、オーエスワンを飲むとみるみる回復するよ。

健康な時は激不味なのに、熱中症の時は美味しく感じるからね。

お年寄りにはオーエスワン。覚えておいて。

 

おかげ様で助かった。

 

前に近所の高齢者が孤独死していた事があったが、真夏の熱中症だった。

ひとり暮らしだと、危ないのだな。

あの状態では自分で救急車呼べないもん。

 

とにかく日頃から水分補給の声かけを意識しよう。