産土神社鑑定士 真壁辰郎です。
昨日の記事の後
「神社で写真は撮っても大丈夫なのでしょうか？」
というご質問をいただきました。
これは以前にも書かせていただいたのですが
それでは再度
私の見解を記させていただきますね。
結論から先に申しますと
基本的には神社(境内)で写真を撮られても
問題はありません。
撮ったことで
神さまがお怒りになる
ということもありませんので
安心されてください。
眷属も写真撮影で怒ることはありません。
写真撮影でトラブルになるのは
人間対神さまではなく
人間対人間のときです。
神社によっては
境内の写真撮影一切禁止
のところもありますし
立札や貼り紙などで
その事が記してあるのを
見かけられたことがあるでしょう。
「ちょっとやりすぎだな」
と感じる神社さまがあるのも事実です。
やたらと禁止事項の貼り紙や立札がありますと
威圧感がありますし
参拝していて気分もよろしくありません。
しかしながらそれは
その神社の宮司さまの
お考えでされていることですので
そういう神社さまでは
指示に従うようにしましょう。
あなたにはあなたなりの
考えがありましても
それを押し通してトラブルになるのは
馬鹿げています。
あくまでも
神さまにお会いしに行っているわけですから。
私は初めて参拝する神社さまで
写真を撮らせていただくときには
お祈りの最後に
「これより境内 ご社殿
神域の写真を撮らせていただきます。
ご無礼お許しください」
と唱えています。
写真を撮られることで
お怒りになる神さまはおられないとはいえ
上記の言葉は
神さまに対する礼儀なのです。
礼をつくす
その思いに神さまは感応されますから
唱えておくことはより丁寧と言えます。
ただし写真撮影も
社殿の真正面からは撮影しない。
参道の真ん中に立って撮影はしない。
この二つは守られたほうがいいでしょう。
正中は神さまの通り道ですから
そこは少しはずして立ちましょう。
なお
商用利用で境内の写真を
撮影されるときは別問題ですので
社務所において
しっかりと許可を取られてください。
よろしくお願い致します。
ただの写真撮影ならば
一般の神社さまなら大丈夫なのですが
撮影をしないほうがいい神域というものが
稀に存在します。
直感で
「ここは撮影はしないほうがいいな」
と感じられたら
その思いに素直に従いましょう。
これまでの経験上その方が賢明です。
神社参拝においては作法をはじめ
「丁寧を心がけておいて損はない」
と思いましょう。
参考にされてください。
※
神社における写真撮影などについては
他の考え方をされている人も
おられることでしょう。
それらを否定するものではなく
上記はあくまでも私の見解であることを
一言添えさせていただきます。