産土神社鑑定士 真壁辰郎です。
10月最初の日曜日
いいお天気の東京です。
高い湿度が苦手な私は
このカラッとした空気が
何よりもありがたく
ノンストレスで
部屋で鑑定をしています。
昼食後に鑑定を始めようとしたときに
眠気を感じたものですから
しばらくぶりにコーヒーを。
二週間ぶりくらいでしょうか。
コーヒーは好きなのですが
毎日は飲みません。
私はブラックで飲めないので
砂糖を入れるのですが
砂糖を控えるために
コーヒーも本当に飲みたいときしか
飲まない
そういった感じです。
ちなみに砂糖は甜菜糖を使っています。
コーヒーを飲んで眠気を撃退
ほんとうならばそうなのですが
私が飲んでいるのは
ノンカフェインコーヒーですので
眠気を撃退する効果はありません。
ただ飲むと
何となくシャキッとしますから
気分的なものなのでしょう。
今日は普段使っている
こちらのイノダのカップで
飲もうとしたのですが
いきなり頭の中に
こちらのカップの映像が
現れました。
それはまるで
「使って」
と
訴えかけているようでした。
私は1978年の春に
京都より東京へ上京してきて
今年で45年目になります。
当時私は19歳でしたが
初めての独り暮らし。
表参道の骨董通りを
散策がてらに歩いていた時に
上京の記念として何か買おうかと思いつき
とあるお店に入りました。
そのとき目に入ったのが
こちらのカップでした。
私が
「綺麗な藍色だな・・」
と眺めていますと
お店の方が近づいてきて
「綺麗な青でしょう。
作者の～さんは
この青を出せる方で有名なんですよ」
と説明してくだされました。
気にいった私は即決で購入することに。
お皿とカップで
数千円だったと記憶しています。
残念ながら作者の方のお名前を
忘れてしまい
後年にもう一度
この方の作品を買おうと
お店にでむいたのですが
お店自体が無くなっており
もはや作者の名を知る術がありません。
作者の方は
女性だったことはわかっています。
ずいぶん前にお皿は割れてしまいましたが
奇跡的にカップは割れずにいます。
ヒビが所々に入っていますので
少し力を入れてしまうと割れそうなので
洗う時には細心の注意を使います。
東京での45年間
ずっと寄り添い見守り続けてくれている
ただひとつの物。
使って割れるのが怖いので
しばらく棚にずっと置いてあったのですが
やはり時おりは
使ってほしいようですね。
今日は見事に
語りかけてくれました。
物にも意思があり
大事に扱えば意思の疎通も可能になる。
そんな話です。
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