産土神社鑑定士 真壁辰郎です。
東京は
予報に反して晴れました。
少し得した気分になります。
一昨日
少し面白いことがありました。
我が家では
夏至(21日)に向けて
整理整頓・断捨離を進めてきています。
そのときに
家内が昔に買った
籐(とう)の籠(かご)があったのですが
もう使うこともないので
捨てようと
段ボールなどと一緒に
玄関わきに置いておきました。
翌朝に私が
ゴミ置き場に持っていこうとしますと
籠(かご)から私に向けて
何やら伝わってくる気配があります。
私が
「ん？」
と思い
意識を合わせますと
「捨てないで」
という感覚が
伝わってきます。
驚いた私が
「家にいたいの？」
と心の中で
返しますと
「うん」
という返事が返ってきました。
それで私は
玄関外から
部屋の中に持ち帰ったわけですが
それを見た家内が
「どうしたの？」
と聞きますので
事情を話しますと
家内はたいそう喜びました。
実は家内の方は
この籠を捨てるのを
ためらっていたのです。
それを知りつつも
私が半ば強引に
「もう使い道はないだろう」
と捨てることに決めたのでした。
私はいたく反省し
籠に
「ごめんね」
と謝り
埃をはらって
磨き上げました。
そして家内と二人で
どこに使おうかと
思案していたのですが
ちょうど収まるべき
ぴったりとした場所がみつかったんです。
新たな役割を
与えられることになり
籠も
喜んでいるようです。
物も大切に扱えば
しっかりと
魂が宿るということ。
そのことは
以前より知ってはいましたが
今回あらためて
認識させられた次第です。
皆さんも
整理整頓・断捨離などで
何かを
捨てようとされるとき
それがとくに
昔からあるようなものでしたら
もう一度
意識を合わせてみてくださいね。
ひょっとしますと
「捨てないで」
と
訴えかけてくるかも
しれませんから。
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