こんにちは
産土神社鑑定士 真壁辰郎です。
東京は素晴らしいお天気の一日でした。
記事は
京都・伊勢の旅行記が続きます。
10日の午前中に私と家人は京都を離れ
伊勢へと向かいました。
伊勢までは
車で二時間ばかりとなります。
私は実のところ
伊勢神宮にはずいぶん久しぶりの参拝となります。
何年ぶりになるのか・・
聞かないでください
というレベルでしょうか。
ようやく導かれました。
まずは外宮(げくう)から。
私と家人は御垣内参拝(みかきうちさんぱい)を
させていただきました。
神職の方に導かれて
垣根の内側から参拝します。
私も家人も正装しています。
御垣内参拝には
正装が必須となります。
私は外宮での御垣内参拝は初めてだったのですが
あまりの神気に
私も家人も胸がいっぱいになり
涙が溢れてきました。
次の日には
内宮でも御垣内参拝をさせていただいたのですが
神気の質はかなり異なります。
例えるならば
内宮はサラッとしていて開放的といえ
外宮はとにかく神気が濃いです。
これは外宮と内宮の
役割の違いからきていることと言えるのでしょう。
外宮での参拝を終えた私たちは
伊雑宮(いざわのみや)へと向かいました。
外宮からは18キロほどの距離となります。
志摩国一宮と称される伊雑宮
私は初めての参拝となります。
ずっと来たかった場所でした。
駐車場に車をとめますと
ちょうど入れ違いに
一台の車が出て行かれ
広い駐車場には
私たちの車一台だけとなりました。
まわりはとても静かで
静寂に満たされているといえるでしょうか。
境内には
私たち二人だけでした。
手水を済ませますと
大きな木が目にとまります。
それはまるで
母犬に子犬がお乳を求めて
群がっているような姿に思えました。
素朴な御正殿からは
やわらかな神気が溢れています。
私たちは心静かにゆっくりと
祈らせていただきました。
境内には私たちふたりきりで
この時間をご褒美として
用意してくださったかのようにも感じます。
私がこの空間でもっとも感動的だったのは
風にそよぐ木々の音でした。
それはとても精妙でやわらかく
今まで味わったことがない
葉音といえました。
私はしばらく
目を閉じて音だけに意識を合わせていたのですが
恐らく
何百年も何千年も昔は
こういう音だったのだろうと
そんな気持ちに導かれました。
伊雑宮さまの境内では
今でもそれを経験できる
唯一の奇跡的な場所なのかもしれません。
伊雑宮さまの隣には
御神田(おみた)が広がります。
私たちはこの日の参拝を終えて
ホテルへと向かいました。
次の日1月11日は
内宮へ参拝です。