こんにちは
産土神社鑑定士 真壁辰郎です。
東京は
二日連続の曇り空の一日となりました。
予報では
明日も曇りの一日だそうです。
厳しい暑さをしのげていいのですが
梅雨が明けてから
梅雨空のような趣となっていますね。
いかんせん
7月のこれまでが暑すぎました。
先ほど
いつものようにアイスコーヒーを買いに
ドトールに入ったのですが
レジで待っているときに近くのテーブルから
こんな声が聞こえてきました。
「ねー 若いときに戻りたいわよねー」
目をやると
40代くらいの友達同士と思われる女性がふたり
お茶をしながら会話を楽しまれているご様子です。
上記の言葉を言われた後に
おふたりで笑われていたのですが
妙にこの言葉は私の心に残りました。
会話の流れで
何気なく言われた言葉なのかもしれません。
おそらくそうでしょう。
「若いときに戻りたい」
誰もが一度は願い
口にしたことがある言葉のように思います。
私も随分以前には
何度か口にしたことでしょう。
何年か前に
地下鉄の車内で4~5人の高校生が
「若いときに戻りたいよなー」
と口にしているのを聞き
吹き出しそうになったことがあります。
「君たち充分若いでしょ」
はたして
若いときに戻りたいか・・
こう
自分に問うたとき
もう一度戻って
やり直したい瞬間というのは私にも幾つもあります。
そこに許せない自分が存在するときは
特にそうで
やり直すことで
そのときの自分を消し去りたいことでしょう。
皆さんも
そうだと思います。
ですが時間は戻せませんし
過ぎ去った過去は
けっして変えることが叶いません。
それがどのような汚点であったとしても
人間はそれを抱えながら
時間を重ねていくしかありません。
話は戻りますが
若いときに戻りたいか・・
と問われれば
私はぜったいに戻りたくはありません。
なぜなら
今の自分がこれまでの人生で一番好きですし
日々の生活にも
幸せをおぼえているからです。
健康面でいえば
いろいろな不具合や体力の低下なども
でてきますし
若い頃の溢れるエネルギーに
思いを馳せることもありますが
私も60を前にして
若い頃には気づけなかったこと
見えなかった領域に
触れることができるようになりました。
そして何よりも
生かされている自分の命が
他人の役に立てているということ
そのことに
計り知れない幸せを感じずにはいられません。
今が一番しあわせ
それが幾つになっても感じていけることが
もっとも素敵な人生なのでしょう。
私もそうありたいと思いますし
これからも謙虚さと好奇心をなくさずに
精進していきたいと決めているんです。