こんにちは
産土神社鑑定士 真壁辰郎です。
東京はお昼前から
心地良く晴れ渡っています。
私は仕事を済ませてから
終い天神(しまいてんじん)へ
亀戸天神社に
参拝にいく予定だったのですが
仕事休みの妻が
午前中より昨日に引き続き大掃除をしており
私も気になって
仕事に集中できないものですから(苦笑)
結局手伝うこととなり
本日もふたりで大掃除です。
伊勢からは
玄関用の正月飾りも届き
新年を迎える気配が
我が家にも色濃く広がっていきます。
一戸建てにお住まいの人は別として
最近はマンション住まいの方は
正月の玄関飾りなどは
あまりされないようですね。
分譲ならばまだ違うでしょうが
賃貸にお住まいの人は
まずされません。
私が暮らしているマンションでも
お正月に他の家の玄関を見て回ったことがあるのですが
正月飾りをしているのは
私たちだけでした。
少々寂しい気持ちにもかられますが
そのようなものなのかもしれません。
お正月の主役といえば
歳神(としがみ)さまなのですが
門松や玄関飾りは
歳神さまがおいでになるための目印でもありますし
室内に飾る鏡餅は
その年の収穫(米)を神さまにお供えするためのものです。
お正月というものは
そもそも人間が新年を祝うというものではなく
歳神さまをお迎えし
お祀りするための行事といえます。
近年に至りそのことが
神さまは二の次で
人間が祝い楽しむための期間と
移り変わってしまっている傾向があります。
大掃除なども
歳神さまを迎えるにあたって
ご無礼がないように
しっかりと埃を払い
整えていくわけです。
鏡餅は
家にやって来られた
歳神さまの拠りどころですし
鏡開きの日には
歳神さまの力が宿った鏡餅をご家族で食べる事で
一年を健康に暮らせると言われています。
鏡餅は小さいものでもいいですから
ぜひとも整えていただきたく思います。
なお鏡餅や玄関飾りをするのは
28日が最もいいでしょう。
(八)という末広がりが好まれる所以です。
次には30日。
29日は(二重苦)を連想させるために嫌われており
31日は一夜飾りといって
歳神さまに失礼ですので避けるようにします。
今までにこういうような準備を
一切されてこなかったご家庭も多いことでしょう。
そのようなご家庭には
特にお勧めいたします。
あなたが意識する しないにかかわらず
私たちは神さまから守られながら
日々を過ごしているわけですが
あなたが意識して
守護の神さまと向き合うことで
その絆は何倍にも
太く強く育つことでしょう。
そのありがたさを
感じていただければと思います。
そして行動を起こして
新年の準備を整えることで
感謝の思いを
神さまに捧げていただけることを願っています。