産土神社鑑定士 真壁辰郎です。
一月も三十日を迎え
立春前の最後の週末となっています。
東京は昨日は雨でしたが
今日の午後はもうやみました。
明日からは
陽射しが戻ってくるのかもしれません。
立春まで
五日ばかりとなり
私はやはり年の瀬を感じます。
そしてこの一年をふりかえりますと
私の周りでは若くして旅立たれた方が
数名おられました。
その中には
私も久しぶりにお会いすることを
楽しみにしていた方もいますから
寂しさと
無念さの思いは拭いきれません。
街中を歩いていて
高齢の方とすれ違いますと
時おり振りかえってしまう私がいます。
人間
８０歳くらいまで生きられるということは
ほんとうに奇跡的なことだと
そのような思いに充たされます。
私自身は５０代後半ですが
何歳まで生きられるかは
もちろん知る由もありません。
人は多くの方々が
いかによく生きるかではなく
いかに長く生きるかに
思いを寄せているようにも思います。
健康で長く生きることは
誰もが望むことですが
気をくばっていても
それが必ず叶うとはかぎりません。
ですが一日 一日に焦点を合わせ
一日を一生のつもりで生きるならば
より良い人生を
生き切ることはできます。
そこには
時間の長短はありません。
いかに長く生きようとも
旅立つときに
「いい人生だった」
と思えなければ
やはり寂しいものがあるでしょう。
短い人生であったとしても
満足な思いに充たされれば
それはとても
いい人生だったといえるはずです。
人間は
何度も何度も転生しますが
この時代 この環境
そしてこの身体での人生は
たった一度きりです。
ならばよりよく生き切る人生を
全うしたいものです。
それは自分が
一日 一日を大切に生きるという思いを
心に育てていけば
充実した人生を
歩めることでしょう。
守護の神仏も
それを願っています。
若くして旅立たれた
かけがえのない御霊の分まで
そしてあなたを常に見守っている
ご先祖を意識して
今を生かされている私たちは
一日 一日を大切に生きていきましょう。
