こんにちは
産土神社鑑定士 真壁辰郎です。
東京は
いいお天気でしたね。
そして本年も
残すところ五日間となりました。
先ほど駅近くの大型スーパーに入りましたら
お正月仕様一色といった趣です。
こうして普通に
年の瀬を迎えられるということは
ほんとうに恵まれています。
東日本大震災から
もうすぐ丸四年になろうとしていますが
被災地での本年のアンケートで
「復興は進んでいない」
と答えた方々が
50パーセント近くおられるのが現状です。
「進んでいない」
と答えた方々の回答には
以下のようなものがあります。
「まだ仮設商店街での営業が続いています。
大船渡市の中心商店街がいつできあがるのか未定です」
「まさか4年も仮設住宅での生活をするとは
考えてもいませんでした」
「沿岸部の方は未だにやっぱり当時のままのところもある。
ゴミが流れ込んだままの家だってあるし
そもそも人が住んでいる家なんてほとんどない」
「復旧は進んでいるが、復興には至っていないと思われます。
南三陸はガレキが片付いて造成は進んでいるけれど
昔の賑わいはほど遠い」
「自分の住むところが決まらないので前に進めません。
家族がバラバラなので、もとのように生活できることが
私の中で復興と言えると思います」
4年も過ぎますと
被災地やそのご家族の方以外は
どこかで過去の出来事のようになってしまっていますが
被災地からは
まだまだやりきれない思いが伝わってきています。
新年も
仮設住宅で迎えられるご家族も多いんですね。
私たちはそのような方々のことを
決して忘れてはいけませんね。
今の生活に感謝の思いを育てながら
自分の出来る範囲で
またその枠を越えて
与えてゆける
行動を起こしていきましょう。
震災から4年
人と人との絆の大切が
薄れ始めているかもしれませんが
ほんとうに大切なのは
これからだと感じています。
明日27日~大晦日にかけては
この一年間の感謝をお伝えしに行く
年末詣(ねんまつもうで)に最適な期間です。
初詣(はつもうで)と年末詣(ねんまつもうで)
どちらが大切かと問われれば
私は一年を感謝で締めくくる
年末詣がより大切だとお答えしています。
神社参拝では
年末に感謝の参拝をすることで
新年の初詣に光が差します。
開運を望まれているならなおのこと
年末詣は外せない参拝といえるでしょう。
普段から神仏に関心が無く
滅多に神社に参拝に行かないような方でも
あなたの守護の存在は
あなたのことを
この一年間
蔭から守ってくださっています。
その守護の神仏に対して
この一年間
無事で過ごせたことへの
感謝の思いを奉げにいきましょう。
大晦日までに縁ある神社に参拝する時間を
ぜひ作られてみてください。
そして守護の神仏と共に穏やかな思いで
新年を迎えていただければと願っています。