こんにちは
産土神社鑑定士 真壁辰郎です。
今日の東京は
曇り空の一日となっています。
これから明日にかけて
少し降るようですね。
昨日のことですが
私は鎮守神社参拝の後に
お昼を食べるべく
いつものお蕎麦屋さんへと向かったのですが
臨時休業とのことで
休んでいました。
「それならば仕方ない」
ということで
簡単に済ませてしまおうと
駅近くの立ち食い蕎麦に寄りました。
蕎麦を注文し
受けとったあとにカウンターの椅子席に座ります。
立ち食いと言っても
カウンターには椅子席がいくつかあるわけで
私が座った左隣りをひとつへだてて
お母さんと男の子の親子が食事をしていました。
お母さんは30才前後
男の子は3~4才くらいでしょうか。
私が食べ始めてしばらくしますと
お母さんの甲高い声が店内に響きます。
私を含めて他の客も
その声に瞬時に反応して視線を向けます。
「もう~~やめてよー」
「こぼさないでー」
「何やってんのよー」
「ここに肘付けないでって言ってるでしょー」
「お行儀悪いでしょうー」
「まったくー」
男の子が
食べているカレーライスを少しこぼし
それを見た母親が
キレテイルという図です。
母親は眉間に深いシワを寄せ
しきりに男の子が
カウンターに肘を付けながら食べていることを
とがめています。
いやしかし
男の子の身長からして
食べようと思えばどうしても
カウンターに肘は付いてしまうでしょう。
肘を付けずに食べるのは
物理的に無理なのは誰の目にも明白ですから
私はそのことを
母親にやんわりと伝えようと思いました。
するといきなり男の子が
私の方に振りかえり
私の目を見ながら
ニコっと微笑むんですね。
まるで私の思いを
背中越しに受けとったかのような反応でした。
私はドキッとして
その子の目を見つめます。
時間にすればほんの数秒なのですが
私と男の子との間では
無言でこんなやりとりが交わされました。
私「大丈夫?いいの?」
子「うん 平気」
私「大変だね」
子「そうでもないよ 役目だから」
無言ですから
テレパシーの交信ともいえますが
とても魂(たましい)のレベルの
高い男の子でした。
親は子供を導き
しつける立場にあるのは事実ですが
実は親のほうが
子供によって学ばされていることが多くあります。
以前にも
書かせていただきましたが
現世での年齢というものは
ほとんど意味を持ちません。
何回も転生を繰りかえし
魂(たましい)の学びが進んでいる子供と
まだ人としての学びが浅い親との組み合わせでは
子供の方がはるかに高いレベルにいるわけです。
その親の教育係として
自ら選んで生まれてきている子供が多くいます。
昨日の男の子も
まさにそうといえました。
自分の人生に
幸運の波を呼び寄せ
そして自らもより良き成長をしていくには
素直さ と 謙虚さが大切ですと
お伝えしてきています。
素直な思いと謙虚さというものは
子供や他人からの学びを
自然と受け入れることができるからです。
「親だから」
「自分の子供だがら何をしたって」
「他人には迷惑をかけていないし」
そういう傲慢な心を有していますと
上記のようなことに気付くことができません。
あなたの周りにいる人は
あなたの学びのために
存在している人たちといえます。
年齢 外見などで判断する前に
大切なことに気付いていただければと願っています。