産土神社鑑定士 真壁辰郎です。
昨夜いただいたメールの中に
次のようなものがありました。
「真壁さんの記事には
（日常の生活に感謝しましょう）
とよく出てくるように思うのですが
具体的にどういうふうに感謝すればいいのかわからないんです。
正直、生活も苦しいですし、家族間もギクシャクしているので
感謝の思いがわいてきません。
何かアドバイスをいただければ嬉しいです。
よろしくお願いします。」
上記は
いただいたメールからの抜粋ですが
ご本人さまの了解を得て
こちらに少し書かせていただこうと思います。
人間が生活していく上で
感謝の思いを打ち消すものが
他人と比べること
無いものへの不満
になります。
例えば
モンゴルの遊牧民ではないですが
数キロ四方に２～３家族しか
いないような地域で生活しているとき
人は心に
不満を抱えることはありません。
あるのは
太陽や水
そしてたとえ粗末な食事であったとしても
日々食べられることへの感謝と
それを与えてくださっている
大自然に対する感謝の思いです。
自然と共に
生かされているというだけで
人は心に充実感をおぼえます。
けっして
過ぎたるものを望もうとはしません。
必要がないから・・
とも言えます。
ですが人間は
都会をはじめとする
多くの人間と共に生活することによって
自分や他人
自分の家族や他人の家族
を比べることをはじめます。
比べることによって
優越感を持ち
劣等感も生み出します。
特に人間は
比べることを始めますと
「ないもの」「劣っているもの」
に対する意識でいっぱいになります。
その思いが
ますますあなたを
幸運から遠ざけていくことになってしまいます。
幸せや感謝の思いを生み出すには
「今あるもの」
に意識を合わせることです。
お金に余裕がない・・・でも少しはある
狭い部屋に住んでいる・・・でも自分には部屋がある
貧しい食事しかできない・・それでも食べることができている
何年も新しい服を買っていない・・・とりあえず着る服がある
夫と上手くいっていない・・・でも私には夫がいる
他にもまだまだ
たくさん出てくることことでしょう。
それぞれの最後に
「ありがたいな・・」
という言葉を付けてみましょう。
でも少しはある・・・ありがたいな
でも自分には部屋がある・・・ありがたいな
それでも食べることができている・・・ありがたいな
とりあえず着る服がある・・・ありがたいな
でも私には夫がいる・・・ありがたいな
持っていないものに
意識をあわせるのではなく
満足ではなくても
それでも今あるものに
意識をあわせてみてください。
そこに感謝の思いを
見つけることができますし
それは
神さまからのプレゼントだということに
気付けるはずです。
地球では
家も無く
着るものもほとんどなく
一日に一度の食事さえ
満足にできない人が何億人といるのが現実です。
それでもあなたは
あれがない
これがない
と
不満を口にしますか？
当たり前の日常に目を向け
今あるものに
感謝できるようになりますと
あなたにはどんどんと
幸運なことが引き寄せられるようになります。
宇宙の法則とは
そういうものなんですね。
恵まれていないと感じる環境に
身を置いているときこそ
心を育てる
開運への飛躍の大チャンスです。
